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映画 アクアマン 感想 (ペラペラのストーリー+行動原理不明のキャラクター)×満点のビジュアル&アクション=サイコー! 満足度86%!

こんにちは! 

 

DCコミックスだったら、フラッシュが好きな下駄夫です。

 

映画「アクアマン」見てきました!

 

 

自分史上ない映画体験をすることが出来ました(笑)

 

どういうことかというと、始まって1時間くらいまでの間に、自分のなかでの評価がどん底まで落ち、そこから奇跡のV字回復を遂げるという、めったにない経験をしました。

 

詳しく心象風景を説明するとですね

 

冒頭アクション格好いい!気合い入ってるなあ!

→ほうほう。アクアマンの誕生から描いてくのね

→あー!おかあさーん(ここまでは楽しんでます)

→いきなりおっさんになったなー

→ん?あれ?すごい眠い

→なんじゃこの映画

→つまんねえ!

→キャラがなにしたいのか全然わかんねえ

→物語全然進まねえな (ここで悟りを開く)

→あくあまんかっこいい

→うみのかいじゅうかっこいい

→うみのなかのせかいきれい

→あくあまんさいこー!

 

こういう経過をたどって、自分はこのアクアマンという映画に引き込まれ、ものすごく盛り上がり、全力で楽しむことができました。

 アクアマンサイコー!

 

この映画を見る上で重要なこと、それは「悟りを開けるかどうか」だと思います。

では「悟りを開く」とはなにか?

 

それは、思考停止することです。

具体的に説明しましょう。

 

この映画に、キャラクターの行動の整合性、練りに練られた脚本、深いメッセージ性といった高尚なものを求めているうちは、この映画は楽しめません。

「細けえことはいいんだよ!」の精神で、「なぜ?」という次々と沸き上がってくる疑問など捨て去り目の前で展開されている、かっこい映像を堪能する

 

つまりバカになること

それがこの映画を楽しむ最高の方法です。

 

ですから、この映画を見る上で重要なのは、どれだけ早くこの映画がバカ映画であるということを読み取り、どれだけ早く思考停止できるか、バカになれるかです。

 

この映画、恐ろしく内容がペッラペラにも関わらず、上映時間まさかの160分

 

ですから、最後までバカになれなかった人にとっては、拷問のような160分でしょうし、逆にバカになれた人にとっては、至福の時間でしょうね。

 

自分も途中までは眠くて眠くてどうしようかと思いましたが、バカになってからは、身を乗り出さんばかりに楽しんでいました。

 

アクアマンサイコー!

 

以下、項目ごとに。

 

・脚本 

ひどいです(笑)

何度も書いていますが、この映画はっきり言って、物語はないに等しいです。

ストーリーは基本的に、アクションシーンのつなぎ程度の意味しかはたしておらず、本当に「脚本10ページくらいしかないんじゃないか?」というぐらいペラペラ(笑)

 

そもそも160分掛けて描くような内容ではありませんし、その内容もものすごく直線的で、ありきたり。

既視感たっぷりなんですよね。

 

また、キャラクターというものが全然書けておらず、それぞれの行動原理が、さっぱりわからない(笑)

まあ、自分がバカになって見ていたので、読み取れなかっただけかもしれませんが(笑)

 

更に言えば、ご都合主義も甚だしく、「どんだけの偶然が重なりあってるんだよ!」と思わず失笑してしまうレベル。

 

要するに、160分も上映時間があるのに、なぜかものすごく説明不足なんです。

 

でもねえ、見終わってみると、そんなこともはやどうでもいいというか(笑)

そのダメさも込みで、「アクアマン」という映画が大好きになってる自分がいるんですよね(笑)

 

・アクション 

この映画を構成する要素の半分はアクションなんですが、これがすごい!

みどころたっぷりで、工夫されていて、スピーディーです!

もうね、冒頭のアクアマンのアクションから監督気合い入りまくり(笑)

常にフルスロットルでしたね。

アクションは大満足です!

 

・ビジュアル 

今回の映画、ビジュアルが本当にすごい!

海の底にあるアトランティスがキラキラしていて、透明感があって、美しかったですね。

しかも、本当にありそうな感じがしますし、全然チャチじゃないんですよ。

この水中の世界を作り上げるのは相当大変だったと思います。

 

映画雑誌での監督やキャストのインタビューを読んでも、「水の中のシーンがすごい大変だった」って言ってましたね(笑)

 

その大変な水中のシーンが映画の7割占めてる訳ですからね・・・

スッタフ・キャストの皆さん、ご苦労様でした(笑)

 

・キャラクター

脚本のところでも書きましたが、今回の映画のキャラクターは、なぜそういう行動をしているのかがさっぱりわかりませんでした(笑)

キャラクターの背景が見えてこないんですよね。

 

ただ見た目という面ではすごく良くて。

筋肉ムキムキのアクアマンに、エロティックな格好のメラ、「ザ・ヴィラン!」て感じのブラックマンタ、キンキラキンのアクアマンの貴族(?)たちなどなど。

 

でも個人的に一番燃えたのは、最後の水中大戦争にでてくる、カニのような怪獣ですね。

ビオランテみたいでかっこよかったなあ(笑)

 

 

ゴジラ ムービーモンスターシリーズ ビオランテ

ゴジラ ムービーモンスターシリーズ ビオランテ

 

 

ジャスティスリーグとのかかわり 

アクアマンはDCコミックのヒーローが集結する「ジャスティスリーグ」の一員で、映画「ジャスティスリーグ」にも主要メンバーとして登場しますが、本作ではジャスティスリーグとの関わりは描かれませんでしたね。

 

 

 

なので映画「ジャスティスリーグ」の前の時系列なのか、それとも後なのかは(少なくとも自分は)わかりませんでした。

詳しい人が見れば、わかるのかもしれませんね。

 

ということで、完璧とは程遠く、色々と問題点のある映画ですが、楽しみ方さえ解れば、「サイコー!」の映画ですので、気になった方は是非映画館で見てください!

 

間違っても「最高」ではなく、あくまでバカっぽい発音でのサイコー!ですが(笑)

 

また、この映画は映画館の大スクリーンでこそ見るべき映画です!

自分は2Dで見たんですが、3Dや4DXでみれば、より楽しめると思います。