こんにちは!
今回は「THE W 2019」のお話です。
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一応「THE W」とは
女芸人No.1決定戦 THE W』は、日本テレビ放送網が主催・運営する日本のお笑いコンテスト大会。最も面白い女性お笑い芸人を決めるコンテストであり、大会名にある「W」は、「WOMAN」と、「WARAI」のそれぞれの頭文字を意味している。
まあこの大会が本当にひどいんですよ(笑)
クソつまらないし。
今回は日テレさん、もうやめなさいよ、というお話なんです。
題して「なぜTHE Wはつまらないのか!」。
理由1 女芸人に限定することの根拠のなさ
確かに笑いの世界には男性が多いですよね。
バラエティのひな壇、ネタ番組、そしてこういう賞レース番組を見ても、確かに圧倒的に男性芸人が多い。
だからこそ女芸人(そもそも女性芸人と表現すべきでは?という話ですが、正式名称として女芸人が使われているので、この記事でもそれにのっとります)がもっと活躍できる番組を!女芸人に栄冠を!というその発想はわからないでもない。
だけれども、そもそもテレビに出てる出てない、人気があるないにかかわらず芸人というのがそもそも圧倒的に男性が多い業界なんですよね。
この記事によればおよそ男女比は9対1。
このデータだけを信用するのはどうかと思いますが、ほかにデータが見当たらなかったので、とりあえず芸人の男女比は9対1だとしましょう。
だとすると、例えば賞レースに100人応募があったとしたら、そのうちに女芸人はそもそも10人しかいない。
残りの90人はみんな男。
つまりは、男性芸人の方が多く結果を残すのは、統計的にいって当たり前の話ではあるんです。
とはいえ有名どころの賞レースでの女芸人の優勝率が低いのもこれまた事実。
なのでこういう大会をつくろう!というコンセプト自体はわからないでもない(賛同はしないけど)。
しかし・・・。
理由2 すべての芸を一緒に審査するという愚
「THE W」がダメな一番の理由はこれでしょう。
ひと口にお笑いと言ったって、漫才なのかコントなのか歌ネタなのか漫談なのかモノマネなのか。
コンビなのか、ピンなのか、トリオなのか。
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笑いの種類は多種多様で、それぞれ評価軸も異なるはず。
だからこそ漫才なら「M1」、コントなら「キングオブコント」、ピン芸なら「R1」というように、賞レースはジャンルごとに分けられている。
でも「THE W」はすべてをごっちゃにして「女芸人」という笑いとは本質的に関係ない「性別」で出場資格を決めている。
そんなジャンルの異なる芸を審査することが本当に可能か?
無理でしょう、そんなの。
理由3 競わせることの無意味さ
そもそも「THE W」対決させる必要ってありますかね?
「女芸人にもっと光を!」というなら「ENGEI GRAND SLAM」とか「エンタの神様」とかなんでもいいですが、そういうネタ見せ番組にすればいいじゃないですか、女芸人限定の。
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そうすれば「漫才部門」「コント部門」「ピン芸部門」みたいに芸ですみわけもできるし。
まあこの賞レース形式は、漫才の「M1」(テレビ朝日)、コントの「キングオブコント」(TBS)、ピン芸の「R1」(フジテレビ)と、日テレ以外のキー局は賞レース番組を持っていることに対抗したんでしょうね。
自分の局も賞レースほしい!みたいな(笑)
まとめ
以上が個人的な「THE W」がつまらない理由です。
一応見ますけど、どうせ今年もつまらないでしょう。
いや、面白くなってくれるなら全然文句はないんですが、でもおそらくつまらないでしょう(笑)
日テレさん、悪いことはいいません。
今年でやめなさい。
どうしても賞レース番組をやりたいなら一個だけ空きありますよ。
それはリズムネタ。
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リズムネタの大会おやりなさい。
タイトルは「THE リズム」で(笑)