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失恋のアスカ 「新世紀エヴァンゲリオン」 15・16話 感想

こんにちは!

 

今回は漫画版(貞本版)「新世紀エヴァンゲリオン  9・10話」の感想です。

 

 

 

あらすじはこんな感じ↓

西暦2000年、南極に隕石が落下。かくして有史以来の大カタストロフィー「セカンド・インパクト」が起こった。それから15年、新たな危機が人類を襲う。「使徒」襲来である。使徒に対抗すべく、人類は汎用人型決戦兵器「エヴァンゲリオン」を開発。そして、パイロットに選ばれた「3人の少年少女」たちの戦いが、今、始まる――。

 

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説明不要の国民的アニメ「エヴァンゲリオン」シリーズ。

その完結編となる「シン・エヴァンゲリオン 劇場版」に向けて、漫画やアニメを見直そう!というのがこの記事です。

 

すでに漫画もアニメも10回以上繰り返して見たり読んだりしているので、もはや初見時のような新鮮な感想はないのですが(笑)、改めて再読・再見して気づいたことを書いておきたいと思います。

 

 

・15話 「嘘と沈黙」

 

アスカの失恋の回ですね。

Aパートでミサトの香水の話を振っておいて、加持からその香水の匂いを感じ、そこで加持とミサトの関係を悟り、あれだけ好きだった加持を諦めます。

いいですねえ、説明しすぎないこの演出。

 

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そんな加持とミサトは酔った勢いで本音を吐露し、大人のキスをします。

(わざわざ「大人の」と書いたのは、シンジ君とアスカの情念のかけらもない子供のお遊びキスと対比させてのことです、シンジ君の顔色が赤から青へ変わるのは笑えますね笑)

 かつて付き合っていた二人の、この微妙な距離感。

自分の心情を伝え続けるミサトと、それをうまく受け流す大人の加持。

ヒールを吐くようになっても、心情は大学生の頃と変わっていないミサト。

 

それに対し、常に「本気」を見せない加持。

その二人が目にするNERVの真実・囚われたアダム。

ゼーレの仮面をかぶっているのがまたねえ。

 

謎はどんどん深まっていきますね。

 

・16話「死に至る病、そして」

 

 

倫理の教科書の中で最も白い人こと哲学者・キルケゴールの著書「死に至る病」。

そんなタイトルですが、逆に今回のお話はエヴァ初号機使徒を破り、血にまみれて出てくるところじゃら考えて「出産」をモチーフにしているんでしょうね。

出産に必須な要素と言えばもちろん「母親」であり、シンジ君の「母親」・ユイとレイの類似性もほのめかされます。

 

   

 

今回描写されるシンジ君のインナースペース。

「自分の中の他者」と「他者の中の自分」。

中学生でありながらなかなか深いことを考えますね。

 

そんなシンジ君は、調子に乗るといつも速攻で奈落に落ちるのが可哀想ですね(笑)

 

 

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