こんにちは!
今回は映画「リンキング・ラブ」の感想です。
あらすじはこんな感じ↓
両親の離婚危機に直面した大学生の美唯。
2017年の現代から1991年バブル崩壊直後にタイムスリップしてしまった彼女は、
そこで若き日の両親と出会い、二人の恋を成就させるべく、
何とその時代にAKB48の楽曲を持ち込んで、アイドル・グループASG16を母親たちと結成した!
https://www.amazon.co.jp/dp/B078X53HDD?tag=hatena-22&linkCode=osi&th=1&psc=1 2020/7/21閲覧
AKB48の、AKB48による、AKB48ファンのための映画。
金子修介監督映画なので一応見てみるかあ・・・と思いつつ、自分はAKB48に何の興味もないので楽しめないだろうなあ・・・アイドル映画だし、とハードルを極限まで下げて見てみましたが・・・。
意外や意外、これがなかなか悪くないんです!!
AKB48ごり押し演出が気になるっちゃ気になりますが、自分はその部分は完全に飛ばしているので(笑)対して気にならず、むしろバブル期のオタクカルチャーを描いた映画としてなかなか楽しめましたね。
特にこの時代は今のようにオタクカルチャーが細分化されておらず、漫画もアニメもアイドルも一緒くたに「オタクのもの」として社会の隅っこに追いやられていった。
それだけではなく、いわゆるLGBTなどの性嗜好を持つ人々も「変な人」として同じく社会の端っこに追いやられていた。
その「自分は変だ」という感覚を、そういう文化が既に浸透した現代(彼らからすれば未来)からやってきた主人公が、「そのままでいいんだよ」とあくまでも自然な態度で彼らを肯定していく。
タイムスリップものは数あれど、今作のような「現代からすれば普通である、過去ではおかしいとされていたことを、主人公が肯定することで救済する」というシステムは非常に良いと思いましたね。
そんなこんなで見る前は一切期待していなかった本作ですが、見終わってみると結構な満足感でしたね。
なかなかおすすめです!!
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