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孤立不安社会: つながりの格差、承認の追求、ぼっちの恐怖(石田光規著) 感想

こんにちは!

 

石田光規著「孤立不安社会」の感想です。

 

 

 人とつながっていても不安がなくならない。つながる機会の多さと裏腹に増してゆく不安。現代社会の孤立問題を多角的に読み解く。

 

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タイトルや表紙を見ると一般書のような印象を受けますが(実際自分もそう思っていた)、実際は論文、とまではいかないまでも、かなり学術的な内容です。

 研究調査報告書のような印象ですね。

 

なので例えばこの本を読んで何か自分の内面の不安定な部分、それこそタイトルにあるような「つながりの格差、承認の追求、ぼっちの恐怖」を克服したり、それに対してダイレクトな回答が得られたり、というようなことはあまり期待しない方がいいかもしれません。

 

 

孤立の社会学: 無縁社会の処方箋

孤立の社会学: 無縁社会の処方箋

  • 作者:石田 光規
  • 発売日: 2011/12/07
  • メディア: 単行本
 

 

その前提で本書を読んでわかったのは、「孤立」や「孤独」は一般的に定義することも、客観的に調査することも難しい、ということです。

 

   

 

どういう状況を「孤立している」と定義するか、同時にどんな時に「孤独」を感じるか。

それは人それぞれの感覚ですよね。

 

また、例えば物理的にはずっと一人でも、SNSやこのブログで人とつながっており、それで充足している人ははたして「孤立している」のか?、という問題もあります。

 

そんなことを考えた本でした。

 

 

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