こんにちは!
今回はアメコミ「恐竜大戦争 アイゼンボーグ 恐竜軍団編」の感想です。
アイゼンボーグ。
ウルトラマンの円谷プロダクションが、アニメと実写特撮を組み合わせるという斬新なスタイルで映像化した特撮作品。
日本ではウルトラシリーズなどの陰に隠れて正直けっこうマイナーなイメージの作品ですが、国内はもとより国外の根強いファンがなぜか多いこの作品。
数年前には中東の石油王の王子様がこのアイゼンボーグの大ファンということで、なぜか外国の国策プロジェクトの一環として復活。
田口清隆監督により新作特撮映像が提供されました。
これです↓
日本初公開!『帰ってきたアイゼンボーグ』TV版【日本語版】 本編特別配信! -公式- - YouTube
そして今度はアメコミで復活です、アイゼンボーグ!
今までも円谷の作品は、レッドマンやウルトラマン、さらに他者だとゴジラなんかもアメコミ化してますが、外国で復活し、他国の文化圏でも日本の特撮カルチャーが受け入れられているのは嬉しいですよね。
しかも前述したアニメ特撮を組み合わせるという手法を再現するため、アメコミ界の怪獣追うことマッドフランク氏と金谷裕氏がそれぞれ別のパートを担当し、それを組み合わせるという手法(巻末に詳しく説明されています)を取っています。
無駄に豪華仕様!人件費!(笑)
さて肝心の内容ですが、表現や絵柄はさすがにアメコミナイズされているものの、基本的なストーリー、流れは原作のテイストを踏まえており、良い!
若干ドラマパートが少ない気はしますが、それは紙面上しょうがないことで。
ちゃんと一話完結なので、一話読み切るごとに、アイゼンボーグの一話を見終わった感、があります。
この雰囲気の再現は素晴らしい!
物語としては、アイゼンボーグの基本の流れを踏まえた、ダイジェスト的なリブートという感じでしょうか。
序盤から中盤まではアイゼンクロスを行ってアイゼンボーグ号がスーパーメカとなり、恐竜を倒します。
そして終盤では新たなる力、巨大ヒーローアイゼンボーも登場!
いきなりアイゼンボーを出すのではなく、アイゼンボーグ号からアイゼンボーへの路線変更の流れをきちんと踏襲するのが丁寧ですね(笑)
タイトルには恐竜軍団編とあり、物語的にもまだ真の黒幕がいることを示唆して終わっていますから、続編も出そうですね。
楽しみです!
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