こんにちは! テレビっ子下駄夫です。
皆さん、日曜のテレビ朝日の番組って、なにが思い浮かびますか?
特オタとしてはまず、「仮面ライダー」「スーパー戦隊」「プリキュア」などが思い浮かびますが、非特オタ(なのかな?)のみなさんの場合は、「アタック25」「新婚さん、いらっしゃい」「ナニコレ!珍百景」「ぽつんと一軒家」などでしょうかね?
で、こういった番組について、前から思っていたことがありまして、先週「183村秘境旅 こんな田舎がアルか否か!?」という番組を見て、それが確信にかわりました。(ちなみに、この番組が本当に、しょうもないというか、どーでもいい番組なんですよ笑)
それは、「日曜のテレ朝の番組には、独特の生ぬるさがある! だがそれでいい!」ということ。
例えば、「新婚さん、いらっしゃい」。
この番組がすごいわかりやすいと思うんですけど、この番組って日曜のお昼だからみんな見る気になる、と思うんです。
じゃあこの番組が、仮に、水曜日のゴールデンタイムに放送していたら、見ますか?
下駄夫は見ないと思います。
日々、会社や学校に疲れ、心をいやすためにテレビをつけたら、新婚さんがえんえん、のろけ話をしている。
そんな番組、水曜日の夜7時にはセレクトしないと思うんです。
でも、日曜日の昼間、まさにだらっとした、生産的なことをする気が起きない時間帯。
そんな時だから、「まあ他人ののろけでも、聞いてみてもいいかなあ」って気分になると思うんですよね。
そういう心理的な働きがあると思います。
だから、意識しているのか、無意識なのかはわからないんですが、日曜のテレ朝の番組は、独特の生ぬるさをまとってるものが多いのではないか、と。
そう考えるわけです。
実はこの考え方は、オリジナルではありません。
もう亡くなってしまいましたが、消しゴム版画作家であり、稀代のテレビ批評家「ナンシー関」さんが、指摘していたことなんですよね。
ナンシー関の耳大全77 ザ・ベスト・オブ「小耳にはさもう」1993-2002 (朝日文庫)
- 作者: ナンシー関,武田砂鉄
- 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
- 発売日: 2018/08/07
- メディア: 文庫
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もう20年くらい前に書かれた内容なのですが、その指摘は今でも当たっていると思います。
皆さんはどう思います?
独特の生ぬるさ、なんとなく分かりませんか?(笑)
ちなみに、ナンシーさんの本は、本当に面白く、今読んでも色あせないものばかりなので、ぜひ読んでみて下さいね。