こんにちは!平成仮面ライダー大好き下駄夫です。
今回は、「平成仮面ライダーって面白そう。でもどれから見たらいいんだろう?」という方に、下駄夫が入門編としてお勧めしたい作品を、5作品選んでみました!
(順番は年代順で、他意はありません)
仮面ライダークウガ Blu‐ray BOX 2 [Blu-ray]
- 出版社/メーカー: TOEI COMPANY,LTD.(TOE)(D)
- 発売日: 2016/03/09
- メディア: Blu-ray
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平成仮面ライダーの元祖。若き日のオダギリジョーさんが出演していました。
本作は、まずドラマとして非常によくできています。
今では若手俳優の登竜門として知られる仮面ライダーシリーズですが、このクウガ当時は、イケメンが大挙して出てくるわけではありません。
もちろんオダギリジョーさんはじめ、イケメンも多く出てきますが、お姉さん・おばさん・おじさん・外国人・子供など、メインキャストの層がかなり幅広いです。
たとえば、今ではあまり考えられませんが、シングルマザーと、娘のすれ違い、外国人との恋愛模様などなど、人間ドラマとしての厚みがすごいです。
クウガのスタンスは「この世界にはいろんな人がいる。その中に仮面ライダーもいる」といった感じなのかな、と勝手に解釈しています。
またリアリティにもものすごくこだわっている作品です。
例えば、「怪人が出た場合、対応するのは警察のどのセクションなのか?」をきちんと調べて(というか警察に電話してきいて笑)設定したり、強烈であるがゆえに、使用すると周囲に甚大な被害をもたらす必殺技を使うために、警察と仮面ライダーが、怪人を人がいない森の中に誘導してから倒す、など。
つまりクウガは、「私たちが住む世界に、怪人が現れたらどうなるのか?」をものすごい執念で作り上げた作品です。
それゆえに、平成仮面ライダーシリーズの始まりの作品でもあるのですが、同時にシリーズの中でも異色作である、という変わった作品です。
ただ、完成度は今見ても素晴らしいんですが、20年ほど前の作品なので、映像技術、とくに変身シーンなどのCGパートは、今見ると正直つらいものがあります。
そこだけは、頭に入れておいてくださいね。
平成仮面ライダーシリーズ4作目。
一度死んだはずの人間が、怪人であるオルフェノㇰとして復活し、仮面ライダーたちと戦うお話。
本作は、仮面ライダーシリーズの中でも、怪人であるオルフェノㇰたちにかなり時間を割いて描かれています。
また、ネタバレになるので詳しくは言えませんが、本作は、「仮面ライダーと怪人」という関係性について、非常に象徴的な意味において、原点回帰と呼べる作品です。
物語は、子供向けとは思えないほど、深く、悲しく、残酷なものとなっています。
そのダークさを中和するのが、個性的なキャラクター。
特に、草加正人/仮面ライダーカイザというキャラは、強烈でした。
放送から15年たった今でも、そのキャラをメインにしたイベントをひらけば、チケットは即日完売という人気っぷり。
それだけ熱狂的なファンを生み出した作品です。
平成仮面ライダー11作目にして、平成二期一作目。
菅田将暉さんのデビュー作でもありますね。
本作は今でも非常に人気が高い作品で、正当続編となる漫画「風都探偵」が連載中です。
その人気も納得で、まず、お話は基本、二話で一つの物語(事件編・解決篇)となっているのですが、シンプルにミステリードラマとしてめちゃくちゃ面白いんです。トリックや動機などが非常にしっかりとできているんですよ。
また、主人公がコンビ(二人で一人の仮面ライダー)として活躍し、次第に絆を深めていく過程が燃えるんですよ!少年漫画みたいで。(ちなみに脚本の三条陸さんは、少年漫画の原作を担当されていました)
他にも語りたいことはたくさんあるのですが、それよりも何よりも見て下さい!
一話・二話が公式で配信されているので、それをご覧になれば、Wという作品の魅力を理解してもらえると思います。
正直、「一本だけ入門編として選ぶなら?」と言われた場合、迷わずにWを推しますね。
仮面ライダーフォーゼ
平成仮面ライダーシリーズ13作目。
福士蒼汰さんが主演ですね。
本作は、坂本浩一監督×中島かずき脚本×塚田英明プロデューサーという布陣で作られた作品。
坂本浩一さんは、自身もスーツアクター出身であり、アメリカでパワーレンジャー(アメリカ版スーパー戦隊)に長年関わってきた人物。
この方の演出の特徴は、派手なアクション、過剰なまでのサービス、ノリの良さ、底抜けの明るさなどで、非常にアメリカン。
また、中島かずきさんは、劇団☆新幹線の座付き作家であり、同時にアニメなどの脚本もされています。
その特徴は、とにかく熱い!。
熱血な脚本を書かれる方です。
さらにプロデューサーの塚田英明さんは、大学時代特撮サークルに入っていたという、筋金入りの特撮好き。
仮面ライダーWのプロデューサーでもあり、マニアックな世界観を作り出すのがうまい方です。
この三人が力を合わせて作品を作り上げたことにより、本作は、ポップで、熱く、明るく、同時に細かく作り込まれた、熱血学園ヒーロードラマとして結実。
開始当初は、リーゼントの主人公、イカみたいな仮面ライダーと、ビジュアル面で批判が多かったですが、その批判を跳ね返すくらいの人気と熱量を持った作品となりました。
仮面ライダーガイム
平成仮面ライダーシリーズ15作目。
佐野岳さん、高杉真宙さんを初めとして、イケメンが大挙として出演する作品です。
本作の脚本を担当したのは、「魔法少女まどか☆マギカ」などが有名な、大人気アニメ脚本家虚淵玄さん。
そのため良くも悪くもアニメっぽい台詞回しが楽しめます。
また平成仮面ライダーシリーズは、あまり先を決めず、視聴者の反応をみて展開を決めていくことが多い(ファンはこれをライヴ感と表現しますね笑)のですが、本作はあらかじめ展開やラストをしっかりと決めて書かれているため、終盤に、序盤の伏線がしっかりと回収されていき、快感があります。
またネタバレになるので詳しくは言えませんが、それぞれの正義がぶつかり合うラストは、圧巻です。
さらに、多人数ライダーの作品であるので、ライダーやフォームチェンジが数多く登場するので、見た目が派手で、そこも良いです。
以上5作品上げてみました。気になった作品があったら、是非見てみて下さいね!