こんにちは!
自炊派の下駄夫です。
今回は、山田飯(作伊藤静)という漫画の感想です。
この漫画は、山田という屋号の食べ物屋さんだけを訪れる少女の物語です。
この漫画、一見普通のグルメ漫画なんですけど、実は・・・というタイプなんですよ。
(以下ネタバレありです)
各回がそれぞれ単体のグルメ漫画として機能しつつ、そこで描かれることが、実は全体を貫く縦軸の物語の断片でもある、という構造。
なぜ彼女が「山田」という屋号に執着するかというと、それは失踪した父親がやっていた店の名前が「山田」だったから。
彼女はいなくなった父親を捜して、涙ぐましい努力をしてるわけですよ!
まあ、ラストではきちんと再会するわけですが、けっこう感動します。
また、単行本一冊で簡潔にまとまっているので、だらっと引き伸ばしもせず、かといって短すぎもせず、絶妙な長さです。
グルメ漫画って、基本読み切りタイプが多くて、縦の物語がないに等しいものが多いので、非常に面白く読みました。
おすすめです!