こんにちは!
今回は森博嗣著「素直に生きる100の講義」の感想です。
思い通りにならなくても、進み続ける価値がある――。圧倒的人気を誇るミステリィ作家が贈る、「ひねくれた世界」の正しい生き方。
森/博嗣
1957年12月7日愛知県生まれ。工学博士。某国立大学工学部助教授として勤務するかたわら、1996年、『すべてがFになる』(講談社ノベルス)で第1回メフィスト賞を受賞し、ミステリィ作家としてデビュー。以後、小説に限らずエッセィや新書などで数多くの作品を発表し、絶大な人気を博している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです
「機動戦士ガンダム」にこんなセリフがあります。
「足なんて飾りです。偉い人にはそれが分からんのです!」
「〇〇なんて飾りです。偉い人にはそれが分からんのです!」
というフレーズは、 もはやガンダムを見たことがない人でも使うくらい有名なフレーズです。
ですが、作者の森博嗣さんはご存知なかったようです。
この本の中で「表紙なんて飾りです。偉い人にはそれが分からんのです」と角川の編集者がツイートしたことを批判する部分があるんです。
この日本語の意味がよくわからない。
(中略)
角川の人なら、こんな分かりにくい子供のようなつぶやきはしないだろう、とも想像する。
この森博嗣さんと言う人は聡明な人だと思います。
例えば「時間がないからやれない、ではなく、やれないから時間がないということにきづくべきだ」という鋭い発言も出るくらいですから。
ですが、これに関しては違う。
角川の人だからこそ、こうつぶやくのです。
なぜなら角川書店は「ガンダムシリーズ」のコミックスを数多く出しており、ガンダムとは非常に縁のある会社。
その彼(彼女かもしれませんが)が、自社の方針を皮肉るようなつぶやきをした。
そういう文脈で判断すべき呟きなんです。
作者がすべてを知っているわけではありません。
だからこういうことを書いてしまうのはしょうがない。
しかし、編集者は止めなきゃダメでしょう。
じゃないと、「この作者、とんちんかんなこと言ってるぞwww」と意地の悪いブロガーにいじられてしまいますよ(笑)