こんにちは!
今回は「 仮面ライダー 令和・ザ・ファーストジェネレーション」のお話です。
なぜ今回の敵が昭和ライダーであり、始まりの仮面ライダーである、仮面ライダー1号のアナザーライダーだったんでしょうか、というお話です。
これには仮面ライダー世代論・時代論的な意味があると思います。
昭和ライダーとしてのアナザー一号、平成ライダーとしてのジオウ、令和ライダーのゼロワン。
この映画は三つの仮面ライダーの時代を駆け抜けた映画だったんです。
だからこそ昭和ライダーの要素が必要であり、アナザー一号が生まれた。
仮面ライダーの代表格として消費つくされた1号だからこそ、こういう雑な使い方ができた(笑)
実はテーマ的な話をすると、ここはアナザークウガの方がおさまりが良かったとは思うんです。
ですが、アナザークウガは去年の冬映画で使ってしまいましたし、何よりジオウとゼロワンがクウガを(アナザーとはいえ)倒すというのは、生々しすぎる(笑)
だからこそのアナザー1号だったのではないか、と。

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先ほども書いたように、良くも悪くも仮面ライダー1号というのは、仮面ライダーの象徴として使い尽されていますからね。
全てのライダーの力を集めたらアナザー一号が生まれる。
ジオウは平成仮面ライダーの力しか持っていないはずなのに、彼の力を吸収してなぜ昭和ライダーが誕生するのか、その理屈はさっぱりわかりませんが(笑)、一号ならなんか納得できる不思議。
平成仮面ライダーと令和ライダーが、「ライダーは悪の力から生まれた」と豪語するアナザー一号を倒す。
昭和的なテーゼから解放される。
平成仮面ライダーは昭和仮面ライダーは無関係に生まれ、改造人間という縛りから自由になりました。
その平成仮面ライダーの誕生の再現のように自分には読み取れました。
平成仮面ライダーの記憶を受け継がせないために。
新しい、令和の時代を迎えるために。
あえてバトンを受け継がない。
昭和の記憶も、平成の記憶も継承しない。
今回の映画の座組、監督: 杉原輝昭、脚本: 高橋悠也。
どちらも「仮面ライダーゼロワン」のメインスタッフです。
この座組からも、今回は仮面ライダーゼロワンの映画にしよう、という製作陣の強い決意を感じます。
「昭和」「平成」、そして「令和」へ。
令和ライダーを作りあげるプレッシャーはすさまじいでしょうが、頑張ってやりとげてもらいたいものです。
応援します!!!
皆さんも応援しましょう!!!