こんにちは!
今回は鈴木貴博著 「ワンピース世代」の反乱、「ガンダム世代」の憂鬱 の感想です。
コミック『ワンピース』は現代の20代に大きな影響を与えた。彼ら「ワンピース世代」とは、自由と仲間を最重視する”ヨコ社会”に生きる。一方、彼らの上司世代で、青年期に『ガンダム』に強く感化された現代の40代は、会社に滅私奉公することを余儀なくされ”タテ社会”から逃れられない。全く異なる二つの世代が共存する社会、企業にはどんな問題があるのか? その解決策とは? 気鋭の著者が説く。
https://www.amazon.co.jp/dp/402330946X?tag=hatena-22&linkCode=osi&th=1&psc=1 2020/8/18閲覧
うーん・・・。
まず「ガンダム」と「ワンピース」というどちらも多媒体で展開しているとはいえ、オリジナルがアニメのガンダムと、オリジナルが漫画のワンピースで世代論をやっていることにまず違和感。
それだったら「ガンダム世代」と「エヴァ世代」とか、「ドラゴンボール世代」と「ワンピース世代」みたいな感じで区分けした方が良かった気が・・・。
そして今の30代~40代前半を「ワンピース世代」と定義しているのにも若干の違和感が。
もちろんガンダムもワンピースも直撃世代はその層なのかもしれませんし、ガンダムは本放送を基軸として世代を構成しているというのも納得ができます。
でもワンピースは今もジャンプでずっと連載してますし、盛り上がり的にも「アラバスタ編」や「頂上決戦編」などなど、それぞれの盛り上がったタイミングで新規参入がどっと増えたわけで、その意味で「ワンピース世代」とひとくくりにしてしまうのはどうしても「そうかなあ・・・」という気がしてくるんですよね・・・。
まあ内容としてはわりとベーシックな世代論でそこまで異論をはさむようなところはありませんでしたが、とにかく世代のくくり方に疑問を感じた一冊でした。
関連記事はこちら↓