こんにちは!
今回は西尾維新 作「りぽぐら!」の感想です。
あらすじ↓
西尾維新が、言葉の持つ無限の可能性に挑んだ意欲作!
リポグラム[英lipogram](名詞)
特定の語、または特定の文字を使わないという制約のもとに書かれた作品。
https://www.amazon.co.jp/dp/4061828975?tag=hatena-22&linkCode=osi&th=1&psc=1 2021/8/26閲覧
元となる短編三篇を、どんどん使える文字を削っていって、それでも元の内容のまま描くことができるのか?という、いわば西尾維新の言い換え能力、語彙の豊富さ、そしてハッタリ能力を堪能するための、企画本というか実験本というか。
そんな感じの作品集です。
まあ読んで単純に「面白い!」というよりは、じっくり堪能して「こう言い換えるのかあ」とか玄人的に楽しむべき本なのかなあ、と。
それか熱心な西尾維新ファンなら十全に楽しめるかもしれません。
ただ本作のやろうとしていることから判断してしょうがないことではあるのですが、結果的には同じ話を四回読むことになるわけで、それはなかなか正直厳しいものがあるな、と思いますね。
特に真ん中にある「札束崩し」という作品はそもそもがあんまり面白いはなしではないので、きつかったい・・・。
関連記事はこちら↓