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「バガボンドの完結は絶望的」とわかった 井上雅彦著「空白」 感想

こんにちは!

 

今回は井上雅彦著「空白」の感想です。

 

空白 (Switch library)

空白 (Switch library)

  • 作者:井上雄彦
  • 出版社/メーカー: スイッチパブリッシング
  • 発売日: 2012/05/10
  • メディア: 単行本
 

 

あらすじはこんな感じ↓

 手放す、取り戻す__

手放す
「泥の中でもがいている」というような時期がたしかにあったんです。もしかしたら『バガボンド』の連載中はずっとそうだったのかもしれません。そんな時期が長くあって、今ちょっとそこから降りかけているというか、その状態を手放しつあるのかもしれません。

取り戻す
純粋に「モノを創る」ということ、マンガを描く無垢な楽しさを、僕はそろそろ思い出せそうな気がします。そういう無垢な、純粋な気持ちに従って作り上げていく作品の姿勢を、もう一度取り戻したい。

休載から再開に至る一年半、『バガボンド』はいかに描かれなかったか

井上雄彦の体調不良により休載が続いていた『バガボンド』が、2012年3月より「モーニング」誌上でついに連載を再開した。iPadアプリで描きツイッター上で公開する「smile」シリーズ、3.11東日本大震災発生、そして東本願寺の依頼で制作された屏風「親鸞」。世相が激変するなかで、しかし『バガボンド』は長い沈黙を保ち続けた__そのすべてのプロセスを、井上雄彦自身がはじめて語る。

 

https://www.amazon.co.jp/%E7%A9%BA%E7%99%BD-Switch-library-%E4%BA%95%E4%B8%8A%E9%9B%84%E5%BD%A6/dp/4884183002?SubscriptionId=0RYS4FKCB8D90Y669QR2&tag=hatena-22&linkCode=xm2&camp=2025&creative=165953&creativeASIN=4884183002 2020/2/27閲覧

 

 

空白の時 (ハヤカワ・ミステリ文庫 13-16)

空白の時 (ハヤカワ・ミステリ文庫 13-16)

 

 

井上雄彦さんと言えば「スラムダンク」「リアス」そして「バガボンド」などの代表作を持つ漫画家ですよね。

 

この本は彼がなぜ「バガボンド」を休載したのか、そしていかにして連載再開したのかということが書かれます。

 

   

 

 

まあ結局再開した後、また休載して今も再開してないんですけれどもね(笑)

 

で、なぜ休載しているのかというと、彼は「バガボンド」をもはや「商業漫画」としては描いていない、ということでしょうね。

 

 

「自分の内側が~」とか「精神性が~」とか「内圧が~」みたいな発言が頻出してましたし、彼自身が作品内のキャラクターと同化しているんでしょう。

 

 

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で、最終的な悟りの境地に彼らは至るわけですが、今のような描き方をしている限り、作者である井上雅彦さんが悟りの境地に行けない限り、作品内で主人公が悟りを得た境地を書くことはできないでしょう。

それが彼の「バガボンド」との向き合い方ですからね。

 

でも、人間が悟るなんて、それこそ仏道にでも入らない限り無理なわけで。

ということは、今の描き方ではバガボンドは完結しない」と言えるでしょうね。

 

もしどうしても完結させるとしたら、主人公を変えて、悟った彼を観測するというやり方しかないでしょう。

バガボンド画集 墨

バガボンド画集 墨

 

 

しかし、「そんなやり方をするんだったら描かない」と井上先生は言うでしょう。

この本の中でも「漫画家で居続けることにこだわりはない」と言ってますしね。

 

つまり、どっちにしろ「バガボンドの完結は絶望的だ」ということがわかった本でした(笑) 

 

 

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