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エレンはゼロレクイエムを起こしたか? 進撃の巨人 34巻 感想

こんにちは!

 

今回は「進撃の巨人」34巻の感想です。

 

 

進撃の巨人、完結しました。

自分の中でやっと完結しました。

世間の波にちょっと遅れて(笑)

 

自分は進撃の巨人がじんわりと話題になり始めた時から追っています。

書店に置いてあるミニ冊子(一話だけお試しで読めるよ!みたいなやつ)で、エレンの母親がパキっとなるところに衝撃を受け、そこから間は時々空きつつもずっと読んできました。

 

で、今回ついに完結ですよ。

 

(注意 以下の内容は「コードギアス 反逆のルルーシュ」「進撃の巨人」のネタバレを含みます。)

 

 

 

 

   

 

 

 

 

読み終わったとき、最初に思ったのは「ゼロレクイエムだよなあ・・・」ということ。

ゼロレクイエムとは「コードギアス 反逆のルルーシュ」のラストで描かれた、ルルーシュが世界の悪を一身に引き受け、自分が殺されることで世界の憎しみを引き受けて世界に平穏をもたらそう、という計画。

 

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今回エレンがしたことも、そういう「世界を救うための自己犠牲」だったなあ、と。

ただ、マーレ編で描かれたあまりにも深すぎる歴史的な差別と偏見の連鎖を終わらせるためには、こういう風にするしかなかったのかなあ、とも思いますね。

また、ルルーシュがメインで殺したのは貴族などの特権階級たち(一般庶民もバシバシ殺してるけども)。

そうすることで彼がしようとしたのは、世界から身分の差、国家の差をなくし、対等な交渉ができる状況を作ること。

ある意味、縦の壁を破壊するというか。

 

対してエレンがしたのは、巨人を世界から根絶し(そういう意味では巨人を駆逐するというエレンの執念は達せられたし)、人類の八割を殺すことであまりにも根が深い差別の歴史を終わらせようということ。

先ほどのたとえで言えば、横の壁の破壊。

 

そういう意味で言えば、主人公が悪に身を落として虐殺をなし、自分が死ぬことで世界を救う、という自己犠牲の構造は似ているものの、ベクトルは違ったかもしれません。

 

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あと、最後のおまけページで実際にいたであろう批判とそれに対する作者としての反応・言い訳を全部言うのはなかなかずるい(笑)

しかもまさか本編と繋がっていた(?)とは!

本編もそうですが、おまけページはギャグが満載ですので次回作は是非ギャグで!(笑)

 

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