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村田紗耶香作「消滅世界」 感想

こんにちは!

 

今回は村田紗耶香作「消滅世界」の感想です。

 

 

あらすじです↓

工授精で、子供を産むことが常識となった世界。夫婦間の性行為は「近親相姦」とタブー視され、やがて世界から「セックス」も「家族」も消えていく……日本の未来を予言する芥川賞作家の圧倒的衝撃作

 

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村田紗耶香の作品と言うのは、ほぼ毎回テーマは一緒です。

「セックス」「生理」「違和感」「恋愛」「家族」。

基本この5つを組み合わせて村田作品のお話が出来ているわけですが、それでいて毎回バリエーションの異なるお話を作り上げてくるのがすごい。

 

で、本作はその村田作品のある意味真骨頂というか。

あらすじでも書いてあるように、「夫婦」と「恋愛」、「家族」と「セックス」が完全に切り離された世界(夫婦は家族だから、夫婦間のセックスが近親相姦になる、という発想がすごい)。

人工授精が大半になり、「セックス」も「生理」もほとんど意味がなくなった社会。

そこでは「アニメのキャラクターに恋する」ことと「現実の人と恋愛すること」が等価とされる。

 

   

 

なくもない、と考えてしまうギリギリのラインのリアリティーがお見事。

確かに今、アニメや漫画のキャラクターにガチ恋することも認められ、それをネガティブに捉えることを(建前としては)批判することは許されない雰囲気がある。

もしこのまま社会がそういう方向で進んでいったら、いずれこういう社会がやってくるのだろうか?という気分にさせてくれます。

 

しかしそこは村田作品。

主人公は今の世界に「違和感」を描きます。

基本的に村田作品は世界に違和感を持ち、心理的にはマイノリティーに属す。

そこが面白い!

 

村田作品の中では変態度もそこまで高く、同時に村田作品の定番要素はしっかりと入っているので、入門編としてもおすすめでございます。

 

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