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日活唯一の怪獣映画 「大怪獣ガッパ」 感想

こんにちは!

 

今回は映画「大怪獣ガッパ」の感想です。

 

 

あらすじ↓

怪獣ブームに後れをとっていた日活が送りだした唯一の怪獣映画。南海の孤島オベリスク島で発見され見せ物にされそうになった子ガッパを連れ戻すために、親ガッパが日本に上陸、口から熱線を吐いて大暴れという、モスラなどでもおなじみのパターン。ガッパが破壊する街並みのミニチュアや自衛隊との戦闘シーンの特撮が最大の見どころだが、それにもまして、美樹克彦が「ガッパ、ガッパ」と絶唱する強烈なインパクトの主題歌が耳に残るだろう。

 

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日活が製作した唯一の怪獣映画、ガッパ!

東宝ゴジラモスラキングギドラ・・・etc)や大映ガメラ大魔神・・・etc)などのメジャー怪獣映画に比べれば、どうしてもマイナーなイメージのあるガッパ。

 

   

 

同じく怪獣映画としては後発だった松竹が送り出した怪獣・ギララが40年の時を超えてバカ映画界の巨匠・川崎実によって続編が作られて知名度が上がったのに対し、このガッパは後に続く作品が生まれることもなく、色々不遇と言う印象。

 

自分も正直、不勉強なことに最近までその存在を知りませんでした。

 

ということで、以下感想です!

 

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・う~んなところ

 

まずはいまいちだったところを先にお伝えいたします。

まず、地味。

 

もちろん先行の怪獣映画が大破壊でカタルシスを生み出していることや、二大怪獣の対決!みたいな潮流に対するアンチテーゼであることはわかります。

家族や親子愛(人間、そしてガッパの)が映画全体を貫くテーマになっているので、怪獣同士がボコスカ殴り合うのがこのファミリーな作風にそぐわないのもわかります。

 

が、その結果としてやはり地味な印象になってしまっているのも事実。

 

そして内容がほぼモスラです。

これもまあオーソドックスな怪獣ものって言えばそうなんですが、う~ん。

モスラを日活風味で味付けしてみました、みたいな印象がぬぐえず・・・。

 

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・良かった所!

 

まずなんといっても特撮表現!

これが非常に素晴らしい!

先ほど地味とは書きましたが、それは決して仕事が雑という意味ではありません。

むしろ丁寧な仕事で見ごたえたっぷり。

ミニチュアもよく出来ていますし、ガッパの造形も愛らしさがあって素晴らしい!

特に素晴らしかったのはガッパが羽を開いて飛び上がるシーン。

羽が開くところが自然で良かったんですよねえ、

 

内容も良かった!

先ほども書いたようにガッパやシングルファザーと娘の家族愛がしっかりと描かれ、昭和期の映画に特有な純粋すぎる男女の恋愛が描かれ、隊員同士の手柄と理想、使命感と現実の中で悩む人間模様が描かれ、と人間描写がどっしりと非常に丁寧なのも素晴らしかった!

 

・まとめ

個人的にはけっこうオーソドックスな怪獣映画という印象でした。

面白く見れましたけどね。

 

ただ今の目でみれば「キ○ガイ」などのアウトな言葉や、どっからどうみても日本人の役者がただ黒く肌を塗っているだけ、という原住民の描写など、今の目から見れば「あかーん!」な描写も多いですが、そこら辺はまあ、時代ということで・・・。

 

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