こんにちは!
今回は「デモナータ」のお話です。
あらすじ↓
こんどの舞台は悪魔界「デモナータ」。各巻で変わる3人の語り手によって語られる物語が、次第につながっていき、「デモナータ」にまつわる壮大かつスリリングなストーリーの幕が開きます――。
パパが、ママが、姉貴が、とつぜんぼくにやさしくなった。
ぼくは、悪い病気でもうすぐ死んでしまうのか?
家族の秘密をのぞいたぼくは――そこに地獄を見た。
子供の頃「デモナータ」シリーズはリアルタイムで追いかけていました。
続きが気になって気になって仕方なくてねえ(笑)
新刊が出るたびにワクワクして本屋さんで買っていましたねえ。
買って家に帰って最後まで読んで、また続きが気になって気になってしょうがない、というループを9巻の頃まで続けていましたね。
ここまで続きが気になる物語というのは、「進撃の巨人」くらいだったかもしれません。
それくらいのめり込んでいました。
内容としては完全なるダークファンタジー。
一応枠として児童書のはずなんですが、血みどろで残酷で残虐で。
悪魔との対決、というのが(ほぼ)全編にわたるテーマなんですが、今読み返しても「これ本当に児童書?」というくらい描写がエグい(笑)
そもそも悪魔の描写が日本の感覚と違って非常に怖いんですよね(笑)
西洋的なクリーチャー感というかね。
しかも挿絵がなく文字だけで書かれている分、頭で想像するしかないから、それがまた変な想像をしてしまって怖い!
子供の頃ももちろん怖かったわけですが、今様々なホラー映画や残酷な映画を見てイメージが想起されて逆に怖い!!!
(というか、自分が血みどろスプラッタ映画だったり、ゾンビや悪魔や幽霊みたいなものが出てくるホラー映画が好きなのは、デモナータにルーツがあるのかな、とも思ったりしますね)
そして昔惹きつけられたのと同じくらい、やっぱり面白い!!!
全十巻、分厚さにすれば相当なものになるはずですが、まったく飽きずに読み通すことができましたね。
やっぱり面白いよ、デモナータ!
子供の頃読んでいたのとはまた別の視点で読めたりして。
子供の頃はやっぱり主人公である少年少女に共感して読んでいるわけですが、10年経って読んでみると大人達の言い分や一見理不尽に思える彼らの言動にも納得できる。
そういう意味で今回の再読は、過去の楽しかった記憶を汚すことなく、新たな発見もあり、非常に楽しかったし、有意義だったなあと思いますね。
何より子供の頃に感じたワクワクが甦ってきたのが本当に良かった!
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