こんにちは!
今回は映画「オールド」の感想です。
監督はM・ナイト・シャマラン。
「シックス・センス」が大ヒットし、ヒットメーカーの仲間入りし順調に作品を積み重ねたものの、スタジオの要求で自分の資質にあっていない作品を監督し一度没落。
しかし!
初心に帰り(?)、低予算ホラー「ヴィレッジ」、「ミスター・ガラス」を経て復活!
今作はその新生シャマランによる「時間」がテーマのホラーです。
その島に入るとどんでもないスピードで老化が進んでいく。
これはねえ、怖いですよ。
子供が成長するのはわかりやすいですが、大人の登場人物もよく見ると徐々に徐々に老けていっている。
自分の人生のタイムリミットがとんでもないスピードで減っていくわけですからねえ。
自分がその状況になったらパニックになるだろうなあ。
子供たちの象徴されていますが、まるで早回しのように自分の人生が爆速で進んでいく。
身体の成長に精神の成長が追い付かない。
幽霊やクリーチャーが出てきて命の危機!とかの怖さではないですが、地道にじわじわと迫ってくる恐怖。
そして映画としての構成も素敵ですね。
物語の起こりから謎の発覚、混乱、終結、謎解きの部分も含めて非常にコンパクトにまとまっていましたね。
ダラダラと中だるみしなかったのがよかった。
新生シャマランの語り口は、ある種職人的でありつつ、自分の個性もしっかりと出していく。
そのバランスが絶妙ですごく見やすいんですよね。
一回下降した時期を踏まえて、すごくアップデートされている感じがしますね。
気になった方は是非!
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