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天才であることの功罪 春日太一著「天才・勝新太郎」 感想

こんにちは!

 

今回は春日太一著「天才・勝新太郎」の感想です。

 

天才 勝新太郎 (文春新書)

天才 勝新太郎 (文春新書)

 

 

 武勇伝に隠された天才ゆえの孤独

破天荒な伝説で語り継がれる天才の素顔は誰よりも繊細でナイーブだった。
貴重な資料で、芸術の神に挑んで散った生涯を炙り出す。

座頭市」と豪快な勝新伝説で知られる勝新太郎
本書は映画製作者としての勝とその凄まじい現場を
スタッフの証言を元に再現し、繊細すぎる実像を浮き彫りにする。
純粋さが加速させる狂気のノンフィクション。

 

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勝新太郎、確かにその生涯は天才のそれでした。

芸術のためなら、自分の望む理想のためなら、どんな犠牲もいとわない。

「神が降りてくる」のを待ち、そのためなら周囲の人間の迷惑は気にしない。

 

受け取る側からすれば「すごいね!」と称賛してればいいだけですが、実際に彼の周辺で働いて人たちは大変だったのだろうなあ、と。

演技者としても天才であり。

監督としても天才であり。

リーダーとしても天才であり。

カリスマとしても天才であり。

 

   

 

そしてトラブルメーカーとしても天才であり。

わがままの天才でもあった。

 

 

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天才とは、天才であるがゆえに素晴らしいアイデアがあり、それゆえに自分に絶対の自信があり、他人の迷惑よりも自分の信じるものを優先できてしまうものなんでしょう。

 

勝新太郎、どこまで純粋な人だったんだろうなあ、と思います。

良くも悪くも。

 

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