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永江朗著「私は本屋が好きでした──あふれるヘイト本、つくって売るまでの舞台裏」 感想

こんにちは!

 

今回は永江朗著「私は本屋が好きでした──あふれるヘイト本、つくって売るまでの舞台裏」 の感想です。

 

 

私は本屋が好きでした──あふれるヘイト本、つくって売るまでの舞台裏

 

 

あらすじはこんな感じ↓

 反日、卑劣、心がない。平気でウソをつき、そして儒教に支配された人びと。かかわるべきではないけれど、ギャフンと言わせて、黙らせないといけない。なぜなら○○人は世界から尊敬される国・日本の支配をひそかに進めているのだから。ああ〇〇人に生まれなくてよかったなあ……。

だれもが楽しみと知恵を求めて足を運べるはずの本屋にいつしか、だれかを拒絶するメッセージを発するコーナーが堂々とつくられるようになった。そしてそれはいま、当たりまえの風景になった──。

ヘイト本」隆盛の理由を求めて書き手、出版社、取次、書店へ取材。そこから見えてきた核心は出版産業のしくみにあった。「ああいう本は問題だよね」「あれがダメならこれもダメなのでは」「読者のもとめに応じただけ」と、他人事のような批評に興じるだけで、無為無策のまま放置された「ヘイト本」の15年は書店・出版業界のなにを象徴し、日本社会になにをもたらすのか。

書店・出版業界の大半が見て見ぬふりでつくりあげてきた〝憎悪の棚〟を直視し、熱くもなければ、かっこよくもない、ごく〝普通〟で凡庸な人たちによる、書店と出版の仕事の実像を明らかにする

 

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ヘイト本

最近もあることはあるんでしょうが、そこまでたくさんは見なくなりましたね。

ただその代わりに一つのジャンルとして定着してしまった感はあります、残念なことに。

 

この本は、ヘイト本憎し!の著者が、出版社、取次、書店の三つの観点から「なぜヘイト本はなくならないのか?」を追求した本ですね。

 

で、結論から言ってしまえば、理由は単純。

 

   

 

売れるから。

 

それしかありません。

売れるから出版社は本を作り、取次は配本し、書店は棚に並べる。

彼らも商売ですから、たとえカスみたいな本だろうと売れるなら作りますわな、そりゃ。

 

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そういう意味ではこの本にも書いてありましたが、エロ本・ポルノと感覚は近いのかもしれません。

別にこんな本が良い本だなんて誰も思ってないけど、求める人がいて一定数の固定ファンがいるから作って、売る。

しかも客層まで似通っています。

ヘイト本もエロ本も、買うのは中高年以上のおっさんばかり。

実際に購買層を見ると、女性でこういった本を買う人はほぼいないそうです。

 

そう考えると(エロ本と一緒だと思うと)なんか急激にヘイト本がほんとしょーもなく思えてくるというか、どうでも良くなってきますね(笑)

この本の作者も最初は「ヘイト本許すまじ!!!」みたいな熱いテンションだったんですが、実際の書籍関連業界の「別にどーでもいいっす、売れるなら」「特に思想とかは考えてません、商品なんで」というひじょーに投げやりな態度に、どんどんやる気をなくしていく(笑)

 

その出鼻をくじかれた感がなかなか面白いですし、結論としてヘイト本どうこうというよりかは、そもそもすべてがオートマチックに決まっていく書籍関連ビジネスの慣行こそが問題だ!みたいな話にシフトチェンジしていくのも、色々察するところが面白いです(笑)

 

まあでも結論としては、この本に書かれている主要なことはこの記事に書いてあることがほぼすべてなので、もっと詳しく知りたい方だけ読んでいただければいいかな、という感じですね(笑)

 

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