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香山リカ著「ヘイト・悪趣味・サブカルチャー 根本敬論」 感想

こんにちは!

 

今回は香山リカ著「ヘイト・悪趣味・サブカルチャー 根本敬論」の感想です。

 

ヘイト・悪趣味・サブカルチャー 根本敬論

 

 バブルに沸く日本で「表現の自由」を拡張したサブカルチャー、その象徴でもある漫画家・根本敬の世界に魅せられた精神科医が、サブカルとともに歩んできた自らの歴史を振り返りながら、90年代「悪趣味」ブームと平成末期の「ヘイト」の関連、表現することの未来と自由の可能性を解き明かす。

私は、31歳のとき書いた根本敬論で、「見てはいけない」と禁止されているものを見るのは「恋」と同じなのではないか、と書いた。「根本のマンガに登場する素材のうち、性倒錯者、糞尿マニア、守銭奴、乱暴者、貧乏な人などは、暗い世界とはいってもあくまで日常の了解がぎりぎり通用する」としながら、「妄想や幻覚、奇形、屍体などが自在に活動しだす時点」では、ついに「見てはいけない」の線が越えられている。私が、それを見たいというのは「恋」の視線なのだ、だから弾圧されることなどあってはならない、と書いた。あのとき「恋」という言葉で説明してしまった根本の漫画を、平成も終わるいま、もう一度、社会の中で考えてみたい。それがこの本の目的である。

 

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rimokongetao.hatenablog.com

 

不勉強で「根本敬」というサブカル漫画家がいることすら知らなかったのですが、この本を読んでまず「もっと読みたい!」と思うようになりました。

彼の作品は一言で言えば「理不尽」「残酷」「悪趣味」「暴力」「下ネタ」(全然一言じゃないですが笑)。

それらの要素が主人公に唐突に降りかかり、そこには救いがない。

そんな作品(らしい)のです。

 

しかし、そこにあるのはある意味で聖書的な世界観であり、またある意味では仏教的な無間地獄。

そういったただ悪趣味なだけではなく、深みがある世界観が根本敬の世界観なのです(と書いてありました)!!!

というのがこの本の前半パート。

 

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そして後半では根本敬から敷衍して「昔に創作された作品を今の倫理基準で裁くのは是か非か」というテーマが議論されます。

そしておそらく、この本が書かれたのはこのテーマを描きたかったからなのかなあ、という気がします。

 

   

 

例えば昔のテレビを今の目で見ると「めちゃくちゃやってるなあ・・・」と(良くも悪くも)いう気になりますよね。

それを問題提起し、これは問題だ!と非難することは果たして・・・。

そこら辺はこれからもっと問題になっていきそうですよね。

まあ問題提起としては面白いものだったのかなあ、と思います。

 

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