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シェフが素材の味を殺しまくったチグハグ映画 ソー ラブアンドサンダー 感想

こんにちは!

 
今回は映画「ソー ラブアンドサンダー」の感想です。
 
はっきり言って自分は面白いとは思えませんでした。
駄作とまでは言いませんが、駄作寄りの凡作だと感じました。
 
そう感じた大きな原因(というかほぼこれなんですが)は演出と物語のミスマッチです。
今回のお話は非常にシリアス、かつ、デリケートな物語であり、テーマです。
 
   
 
というか、そうなるはずでした。
今回のヴィランは神への信仰心を持った父親が神に娘、そして自分の生命・人生を愚弄され、そこからこの世から神を消し去るため神殺しをして回っている、相当ハードかつ強固な理念を持った存在です。
そしてヒロインはステージ4のがんを患い、最後の希望をかけてヒーロー活動をしている、というこれも壮絶な背景を背負っています。
そこに守りたいものを守れず、ヒーローであること。王であることをやめた悩める主人公ソーがいる。
 
もう、激重な話ですよね。
超シリアスな話を想像しますよね。
 
なのにこの映画、極めて演出がポップなんです。
随所に笑いを入れ込んできます。
タイカ・ワイティティが監督しているからまあ、そうなるでしょう。
 
でもね、自分にはこの「さあ、重い話はいいから笑ってください!」みたいな演出、マジでいらんと思いました。
重い話を重く感じさせないように中和する、みたいなのほんといらんなー、と。
重い話は重い話でいいじゃない。
そもそも救いようがない話なんだから、徹底的に希望がなく、見るのがしんどいくらいシリアスで決めてほしかった。
そのせいで行動原理も意味不明なキャラクターばっかりだったし。
監督の素養とはあってないかもしれませんが、手癖でテーマ性を捻じ曲げるんじゃなくて、新しい領域に踏み出してみろよ!
 
例えるなら、新鮮なマグロを頂いて、これは刺し身で食べたいなあ、と思っていたのに、めちゃくちゃ加工されて素材の味がわからない代物になっちゃった感じと言いますか。
いやまあこれはこれで美味しいけど、うーんていう。
 
もっともともとある設定、ストーリーのテイストを生かしてほしかった。
それを変に調理したからチグハグな映画になったなあ、と。
そんな残念な映画でございました。
 
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