こんにちは!
今回は緒方恵美著「再生(仮)」の感想です。
声優・緒方恵美、初の自伝本!生誕から現在までのトライ&エラーや作品秘話
声優・緒方恵美、初の自伝本発売!
『新世紀エヴァンゲリオン』碇シンジ、
『幽☆遊☆白書』蔵馬、
『美少女戦士セーラームーン』天王はるか/セーラーウラヌス、
『カードキャプターさくら』月城雪兎/ユエ、
『遊☆戯☆王』武藤遊戯、
『ダンガンロンパ』苗木誠/狛枝凪斗、
『地縛少年花子くん』花子くん/つかさ、etc.
数々の人気作/役を演じてきた
大人気声優が初めて明かす、これまでとこれから。
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その時はいっぱいいっぱいだったけど、こうしたらもっとラクだったとか、死にそうだったけど、結果的に選択したことは正しかったとか。
折しも、『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』シリーズ完結編の収録が終わり、ひとつ、大きな荷をおろせそうなタイミング。
膨大な私の「トライ&エラー」。それを越えた先に拡がった世界の話。
それをお伝えすることで、もしかしたら、誰かのお役に立てるのかもしれない。
僕はここにいてもいいのかもしれない。
僕はここにいてもいいんだ!
――「はじめに」より
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声優・緒方恵美がいま伝えたいこと。オール書き下ろし、出演作品秘話も満載!
巻頭には、ライブの写真の数々やアフレコ時の写真、幼少期~学生時代の貴重な写真も掲載した豪華16ページカラーグラビアも収録。
https://www.amazon.co.jp/dp/4041084466?tag=hatena-22&linkCode=osi&th=1&psc=1 2022/3/31閲覧
皆さんご存知、「エヴァンゲリオン」シリーズのシンジやら最近だったら「呪術廻戦0」の乙骨やらを演じているレジェンド声優・緒方恵美。
その彼女が人生の良かったことも悪かったこともすべてさらけ出した魂の一冊でございます。
これはねえ、ほんとさらけ出してますよ。
もちろん良いこともいっぱい書いてあるのですが、その裏でこんなハードなことがあったのか・・・というね。
例えば声優事務所でのパワハラ、セクハラ。
事務所のシステムがしっかり出来ているがゆえに通らない要求。
声優ブームの中での激務。
さらに学生時代のイジメ。
実家のお金の問題。
自身の病気。
離婚。
色々あるんですねえ、やっぱり。
人間ですもんね、そりゃあめんどくさいことにも巻き込まれますよね。
しかも彼女が巻末でも書いているように、彼女はずっと14歳であり、シンジ君だったわけで。
要するに魂のピュアさというか、思い立ったら行動せずにはいられないというか。
そういうところが彼女にはある。
器用には生きられないところがある。
でも、だからこそシンジ君を演じ続けることができたのではないかと。
それが「シン・エヴァンゲリオン 劇場版」の最後のアフレコの時、庵野監督からかけられた言葉に繋がっていくのではないかと。
そう思うわけですね。
そう考えると、緒方恵美の演じてきた代表作・名作は数あれど、やはりエヴァ、なのかなあ、と思いますね。
読みやすかったですし、エヴァファンとして面白かったです!
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