こんにちは!
今回は「仮面ライダーJ」の感想です。
雨宮慶太・監督
あらすじはこんな感じ↓
世紀末の地球各地で異常気象が発生。これはかつて恐竜を絶滅に追いやった宇宙怪物集団「フォッグ」が、再び地球に来襲したことを示す前兆であった。人間を餌に幼獣たちの大孵化を企むフォッグの女帝「フォッグ・マザー」は、自然を愛する心優しき少女・木村加那を儀式の生贄として選び、連れ去るよう王子・ガライを含む幹部たちに命令する。
一方、環境破壊を憂い、その現状を多くの人々に訴えようとするカメラマン・瀬川耕司は取材活動の最中に加那を狙うフォッグの襲撃を受ける。加那を守ろうとする耕司だったが、返り討ちに遭い谷底へ落とされてしまう。
一度は絶命した耕司は、地空人と呼ばれる人々によって改造蘇生手術を受け、Jパワーの戦士・仮面ライダーJとして復活。生贄にされる加那を救うべく、フォッグに立ち向かうのだった。
雨宮監督らしい、生物的というか生々しいというか、生っぽい質感を持った敵の造形にしびれますね。
また1時間に満たない映画の中で、バイクアクション・陸海空すべての戦闘(そしてそれに対応する三幹部)をキレイに配置するなど、まったく無駄のない構成もお見事というほかありません。
ただ、今回の敵は怪人というより怪獣、あるいはモンスター(クリーチャー)と言った感じですね。
そしてこの仮面ライダーJの目玉と言えばなんといっても「仮面ライダーの巨大戦」。
昭和・平成含めた数多くの仮面ライダーの中でも巨大化するライダーはほとんどいませんし、しかもそれをメインに持ってくるという勇気がすごい!
戦闘自体は戦隊のロボ戦を少々スタイリッシュにしたくらいのものではありますが、「仮面ライダーは巨大化しても良い」ということを明確に示したことには非常に意味があると思います。
(正確に言えば、一番最初のライダー巨大化は「ウルトラマンVS仮面ライダー」でしょうけどね)
主役の望月さん(ティラレンジャー)含め、役者さんの演技も安定しており、特撮としても人間ドラマとしても非常に面白かった!
今の仮面ライダーにはないおどろおどろしい部分含め、非常に面白い作品でした!
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