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京極夏彦著「地獄の楽しみ方 17歳の特別教室」 感想

こんにちは!

 

今回は京極夏彦著「地獄の楽しみ方 17歳の特別教室」の感想です。

 

地獄の楽しみ方 17歳の特別教室

地獄の楽しみ方 17歳の特別教室

  • 作者:京極 夏彦
  • 発売日: 2019/11/29
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

あらすじはこんな感じ↓

 「今の十代の皆さんは、私が十代だった頃に比べても、はるかに優秀です。
しかし、大人になった皆さんを待ち受けているのは地獄のような現実です。それはいつの時代も変わりありません。
地獄を楽しむためのヒントを、もう地獄に堕ちている先輩が、少しだけお教えします」

 

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rimokongetao.hatenablog.com

 

面白かったですね!!

小説家兼妖怪・地獄研究家である京極夏彦氏がこれから社会に出る若者たちに、社会という地獄について語ります。

その中でも特に「言葉の伝わらなさ」について力点が置かれていましたね。

 

例えば「仮面ライダーみたいな格好だね!」という風に人を評したとしましょう。

(そんな状況があるかどうかは一旦置いておいて笑)

 

   

 

その「仮面ライダー」が一体どの仮面ライダーなのか、それは世代によって違いますよね。

ぼくらの世代だったら「クウガ・アギト・龍騎」とか。

それより下だったら「電王・W・鎧武」かもしれない。

今の子供達だったら「ビルド・ジオウ・ゼロワン」らへんでしょう。

 

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それに自分より上の世代だったら「ブラック・スーパー1・真」かもしれないし、もっと上だったら「1号・V3・アマゾン」かもしれない。

 

何が言いたいかと言えば「仮面ライダー」という一言ですら、これだけの可能性がある。

こんなたった一言ですら色んな選択肢があるのに、それが一かたまりの文章だったら?

さらに小説一本だったら?

 

どれだけ伝わらないことか!!!

 

ということを力説されていますね、小説家としての苦い経験を踏まえて(笑)

 

ブログと言う趣味で文章を書いている素人の自分としても、一応気をつけたいと思います!!

 

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