こんにちは!
今回は京極夏彦著「地獄の楽しみ方 17歳の特別教室」の感想です。
あらすじはこんな感じ↓
「今の十代の皆さんは、私が十代だった頃に比べても、はるかに優秀です。
しかし、大人になった皆さんを待ち受けているのは地獄のような現実です。それはいつの時代も変わりありません。
地獄を楽しむためのヒントを、もう地獄に堕ちている先輩が、少しだけお教えします」
https://www.amazon.co.jp/dp/4065173841?tag=hatena-22&linkCode=osi&th=1&psc=1 2020/6/10閲覧
面白かったですね!!
小説家兼妖怪・地獄研究家である京極夏彦氏がこれから社会に出る若者たちに、社会という地獄について語ります。
その中でも特に「言葉の伝わらなさ」について力点が置かれていましたね。
例えば「仮面ライダーみたいな格好だね!」という風に人を評したとしましょう。
(そんな状況があるかどうかは一旦置いておいて笑)
その「仮面ライダー」が一体どの仮面ライダーなのか、それは世代によって違いますよね。
それより下だったら「電王・W・鎧武」かもしれない。
今の子供達だったら「ビルド・ジオウ・ゼロワン」らへんでしょう。
それに自分より上の世代だったら「ブラック・スーパー1・真」かもしれないし、もっと上だったら「1号・V3・アマゾン」かもしれない。
何が言いたいかと言えば「仮面ライダー」という一言ですら、これだけの可能性がある。
こんなたった一言ですら色んな選択肢があるのに、それが一かたまりの文章だったら?
さらに小説一本だったら?
どれだけ伝わらないことか!!!
ということを力説されていますね、小説家としての苦い経験を踏まえて(笑)
ブログと言う趣味で文章を書いている素人の自分としても、一応気をつけたいと思います!!
関連記事はこちら↓