こんにちは!
今回は映画「宇宙大怪獣ギララ」の感想です。
あらすじはこんな感じ↓
『昆虫大戦争』の二本松嘉瑞監督による幻のカルトSF大作。日本の宇宙開発は成功したように思われたが、UFOの妨害によって挫折してしまう。さらに、UFOから採取した謎の発光体が宇宙怪獣ギララへと突然変異し…。
https://www.amazon.co.jp/dp/B006O4MUVS?tag=hatena-22&linkCode=osi&th=1&psc=1 2020/5/23閲覧
松竹が生んだ謎の大怪獣・ギララ。
同じ枠でこれまたカルト映画「吸血鬼ゴケミドロ」を生み出すなど、迷走していたとしか思えない「松竹子供向け映画」路線の第一弾。
全体的な印象としては、「当時の怪獣映画というもの」のオマージュというか、パロディというか、うまく言語化できないんですが、東宝特撮映画とはやっぱり何か違うものを感じるんですよね。
例えばギララに関して言えば、動きが軽やかなんですよね。
ゴジラやキングギドラなんかは、動きの速度を遅く演出することで「重み」を出し、そこを「リアリティ」につなげようとしていると思うんですが、このギララにはそういう「重み」の演出がない。
むしろ身軽という印象を受けます。
そこが個人的には怪獣映画にはあまりない部分だったのですごく新鮮だったし、面白かったです。
ただ同時にその「軽さ」から、マイナー臭というかカルト臭が漂ってくるのも事実で(笑)
だからこそバカ映画界の巨匠・河崎実が突如として続編を作ったりするんでしょうね。
まあ、この映画も面白かったですけどね、ある意味。
「ギララの逆襲」が意識して怪獣映画のパロディをしているのに対し、「ギララ」の方はどこまでが意識的で、どこからが無意識なのかわからない、ある種の不気味さがあるかもしれませんね(笑)
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