こんにちは!
今回は「ヱヴァンゲリヲン 新劇場版Q」の感想です。
あらすじはこんな感じ↓
14歳の碇シンジは、特務機関・NERVの最高司令官の父・碇ゲンドウから、人造人間・エヴァンゲリオンのパイロットに任命される。
https://www.amazon.co.jp/dp/B00BHO70L0?tag=hatena-22&linkCode=osi&th=1&psc=1 2020/6/23閲覧
旧劇場版と同じく、シンジ不快指数が非常に高い本作。
アスカが言う「ガキシンジ」も納得の、自分の都合しか考えていない「自己中シンジ」が爆誕します。
破までは良かったんだけどなあ・・・。
ただシンジ君がそうなってしまうのもわかるっちゃわかる。
ミサトさんはなんかゲンドウっぽくなってるし。
そのゲンドウはキールっぽくなってるし(笑)
世代が一個あがると上の人を模倣するもんなんですかねえ・・・。
とにかくネルフもヴィレも、みんな対応がひどすぎる(笑)
シンジ君大好きなカヲル君を除き、一番親切なのが冬月ってどういうことだよ・・・。
しかもシンクロ率0%。
とはいえエヴァには乗れなかったわけじゃないですし、個人的に「0」というは、シンジ君をエヴァに乗せないためにヴィレのついた嘘だと思います。
さて、そんな今回の準主役と言えばカヲル君。
彼が「君より少し長くこの世界にとどまっているだけさ」と言った直後に、「元気少ないね」という不自然な言葉をぶちかますのは、この映画の数少ない笑いどころだと思います。
(ちなみにほかに笑ったのは、アヤナミレイのために嫌がらせのように本を積み上げ続けるシンジ。下の本読みたかったらどうすればいいんだよ!笑)
そんなお茶目なカヲル君が言う「運命を仕組まれた子供たち」。
年齢から言えばもうとっくに大人ですが、「エヴァの呪縛」によって外見が子供のままなのでこう称したのでしょうね。
では、「エヴァの呪縛」とはなぜ生じるのでしょうか?
「Q」のユイの話で示されたように、エヴァの中にはパイロットの母親の魂が入っているという設定は健在のようです。
だとすると、エヴァに乗るということは、母親の魂とシンクロし、母親の胎内に回帰すること。
一度生まれた人間が母親の胎内に回帰するというのは、幼児返りのようなものですし、母親の胎内にいる人間が成長できるわけがない。
「母にさようなら」と言う言葉が示すように、母親の庇護下にいるかぎり人は成長できない、というのがエヴァシリーズの共通テーマの一つ。
だとするならば、「エヴァの呪縛」とは、エヴァに乗ることで胎内に回帰した人間は成長を止められてしまうという呪いのことなのでしょう。
そしてその「エヴァの呪縛」とは「一定数以上のシンクロ率突破」で開始されるのではないでしょうかね。
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