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「ネブカドネザルの鍵」の正体は、計15本存在する使徒を覚醒させる装置! 「ヱヴァンゲリヲン 新劇場版」 考察

こんにちは!

 

今回は「ヱヴァンゲリヲン 新劇場版 破」に出てきた「ネブカドネザルの鍵」について考察したいと思います。

 

 

まず劇中で明かされる「ネブカドネザルの鍵」についての情報は、

 

・予備として保管されていたロストナンバー、神と魂をつむぐ道標(加持)

 

人類補完計画の要となる存在(ゲンドウ)

 

この二つと、人間の標本に鍵がくっついたようなビジュアルのみ。

 

この数少ない情報から「ネブカドネザルの鍵」の正体に迫っていきたいと思います。

 

・鍵

 

ビジュアルももろ鍵ですし、本当に「鍵」なんでしょうね。

おそらくですが、魂の保管庫である「バラルの扉」を開くOR閉めるために使用するのでしょう。

 

 

予備として保管

 

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予備として保管。

これ、オタクにはけっこう耳なじみのある言葉です(笑)

例えばこんな感じで使いますね。

「いやー、エヴァTシャツもう4枚持ってるんだけど、予備で保管用としてもう一着買っちゃったよー」みたいな(笑)

 

つまり、本来必要な数はそろっているが、万が一に備えて保持しているもの、なんでしょう。

 

 

ストナンバー

 

ロストナンバー、単純に日本語訳すると、「失われた番号」

あるいは「欠番」といってもいいかもしれませんね。

 

 

 

 

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神と魂をつむぐ道標

 

ここで気をつけなければならないのは、これが「加持」の発言である、ということ。

つまり、ゲンドウや冬月、ゼーレの思い描く「神」と「加持」の思い描く「神」が同一のものとは必ずしも限らない、ということです。

 

そして「魂」。

これまたエヴァにおいては超重要ワードですが、ここでは一般的に思い浮かべる「魂」と同一なものと捉えておいていいでしょう。

 

ではそれを「つむぐ」とはどういうことなのか?

 

   

 

ここでは「と」の解釈が重要になってきます。

この「と」が「with」なのか、「+」なのか。

もし「with」ならば、「人間と神が共同作業として、魂を作り出す」と言った意味になるでしょう。

「+」の方ならば、「神と魂を合体させ、新たな何かを作り出す」という感じの意味になる。

 

結論を行ってしまうと、この記事では「+」説を取ります。

 

そしてさらに言うと、ここにおける神とは「使徒」であり、ネブカドネザルの鍵」とは、バラルの扉(破、画コンテより)を開き、使徒に魂を吹き込むことで、使徒を覚醒させるもの、だと解釈します。

 

 

 

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使徒、タイミングよく出現しすぎ問題

 

エヴァシリーズにおいてあまり語られないポイントとして、「使徒タイミング良く出現しすぎ問題」があります。

まるでシンジの心の起伏とリンクしているかのように、絶妙なタイミングで登場する使徒たち。

 

そもそもアダムより生まれ、ずっと現れていなかった使徒たちが、なぜ急にこんな短期間でポンポンと、しかも日本の近辺で発生するのか?

普通に考えたら、もっと世界のあらゆるところで、もっとバラバラの感覚で出現しなきゃおかしいじゃないですか。

 

そう、おかしいんです。

何か人為的な意思を感じますよね?

 

ここで先ほどの説に繋がるのですが、使徒とはゼーレが死海文書外典にのっとって人為的に発生させているもの、なのじゃないでしょうか?

 

だからこそ(死海文書で予定されていたからこそ)「新劇場版」でゲンドウは使徒の数が計12体であることを知っていたのでしょう。

 

 

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では、ゼーレは具体的にどうやって使徒を自分の思うタイミングで出現させているのか?

 

そう。

その際に使われているのが、「ネブカドネザルの鍵」。

新世紀エヴァンゲリオン」でも「新劇場版」でも、ゼーレは使徒の素体と「ネブカドネザルの鍵」を保有しており、この素体に「ネブカドネザルの鍵」でバラルの扉を開き、魂を吹き込むことで、任意のタイミングで使徒を誕生させているのではないか。

 

*「新劇場版」で出てきた「ネブカドネザルの鍵」との関係性が考察される、「新世紀エヴァンゲリオン」における「ベークライトで固められたアダム」。

あのアダムも使徒の素体と考えられるかもしれません。

そのアダムにも魂はなかったですし。

 

 

 

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・「ネブカドネザルの鍵」は何本ある?

 

これまた結論からいいましょう。

ネブカドネザルの鍵」は15本あると思います。

 

新世紀エヴァンゲリオン」と「新劇場版」では使徒の数が17体から12体に変更されています。

ネブカドネザルの鍵」は一回使ったらもう使えなくなる、いわば使い切りタイプ(笑)だとするならば、「新世紀エヴァンゲリオン」の世界では「ネブカドネザルの鍵」は15本存在したはず。

なぜなら、第二使徒リリスは地球に降り立ったときからずっと素体化せず残っていたため鍵を使う必要がなく、第一使徒・アダムの魂は最後(17番目)の使徒・カヲルの魂と同一。

つまり、1・2使徒の覚醒(あるいは2・17使徒の覚醒に)に鍵は使われていないと考えられるので、17-2=15。

 

では「新劇場版」ではその15本の鍵はどう使われたのか?

まず「セカンドインパクト」で4体のアダムスの覚醒に4本。

死海文書外典に則り、第3~12使徒の覚醒に計10本。

合計14本。

 

鍵は全部で15本ありますから、1本あまりますね?

そう、これが「予備で保管」されていた「ロストナンバー」なのです。

 

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もう少し詳しく説明しましょう。

 

新世紀エヴァンゲリオン」ではゼーレは「裏死海文書」に則って15体(リリスを除く)の使徒を発生させましたが、「新劇場版」ではゼーレの行動指針となるのは「死海文書外典」。

これがいかにして作成されたのかは謎ですが、これでは使徒の数が14体(アダムス4体、リリスを除く3~12使徒)となっている。

 

ゼーレが「裏死海文書」から「死海文書外典」に行動指針を変更したことで生じた欠番。

それが、ロストナンバーなのであり、使用する予定がない残り一本の「ネブカドネザルの鍵」を予備で保管していたものを、加持が盗み出したのです。

 

 

・まとめ

 

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・「ネブカドネザルの鍵」とは、バラルの扉を開き、使徒の素体に魂を吹き込むことで使徒を覚醒させるために使用される装置

 

ネブカドネザルの鍵」は15本存在する

 

ロストナンバーとは、ゼーレが「裏死海文書」から「死海文書外典」に行動指針を変更したことで生じた欠番のこと。

 

 

・「破」の「ネブカドネザルの鍵」は、ゼーレが使用する予定がない残り一本を予備で保管していたのを、加持が盗み出したもの

 

 

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