こんにちは!
今回は「ヱヴァンゲリヲン 新劇場版」の初期構想のお話です。
本来はここまで大掛かりなプロジェクトではなく、数年で完結するはずだった、全四部からなるリメイク企画「新劇場版」。
以前書いたこの記事↓の重要ポイントをまずまとめます。
①新劇場版はエヴァンゲリオンをガンダムシリーズのように、後続のクリエイターが自由に作品を作れる土台とするために始まった
②四部作 序・破・急+?(同時上映)は、急(旧)+シン(新)である
③旧とは、新世紀と言いつつ20世紀から21世紀に切り替わってしまったことで旧世紀となってしまたったTVシリーズと、旧字体である「ヱヴァンゲリヲン 新劇場版」の二つをさす
④シン・エヴァンゲリオン劇場版とは、二つの旧を乗り越えた先の「シン(新)・エヴァンゲリオン」シリーズの第一作であり、ここからの様々な展開のベースとなる新たなる始まりである
⑤本来の初期構想の予想
序 1~6話のリビルド
破 8~19話のリビルド
急 20~24話のリビルド
? 完全新作
さて、結果この初期構想通りにはならず、「急」は「Q」と改題され破から14年後の物語となり、「?」は「シン・エヴァンゲリオン 劇場版」(3.0+1.0)とされました。
とはいえ、ですよ。
実は「Q」って案外20~24話のリビルドなんじゃないの?というのが今回お話したいことなんです。
まず20~24話までの物語をおさらいしましょう。
20話 エヴァとのシンクロ率400%に達したシンジ君のインナースペースと、彼をサルベージしようと奮闘するNERVの人々の奮闘
21話 ネルフがいかにして誕生したか
22話 アスカの心の闇が暴かれる
23話 2人目のレイ死亡、3人目のレイ登場
24話 カヲル君登場、最後の使徒を倒す
この中で21・22話の要素はあまり感じられませんが、過去篇である21話は冬月とシンジ君の将棋のシーンで消化、22話のアスカに関しては破の終盤の展開とかぶるからやらなかったとすれば、なんとなく見えてこないでしょうか。
まず20話は、舞台がシンジ君の内宇宙から実際の外宇宙に変わっていますが、どちらも大人たちがシンジ君を救出しようと頑張るお話です。
そして23話の要素は、シンジ君にとっての綾波レイの損失(2人目)とアヤナミレイ(仮称)の受容にあらわされていると考えることができます。
最後の24話は言わずもがなで、なんなら「Q」は「映画一本を掛けて24話をリビルドしたもの」といってもいいくらいですからね(笑)
・まとめ
どうでしょう?
こじつけではありますが(笑)、案外筋が通っているのではないでしょうか?
もしこの考察が合っているとするならば、次回の「シン・エヴァンゲリオン劇場版」の3.0パートで24・25話をリビルドし、1.0パートで新たなるエヴァンゲリオンシリーズの礎となる「シン・エヴァンゲリオン」の最初の物語が展開されることになりそうですね。
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