こんにちは!
今回は「until You come to me」の考察です。
アニメーター見本市で公開された5分程度の短編アニメーション「until You come to me」(UYCTM)。
「エヴァ・Q」の後のシンジ君と思われる登場人物が、アスカやレイや過去について回想する、といった内容なんですが、これが非常に意味深でございました。
過去にも一度考察していましたが、今回見直して気づいたポイントが多数ありましたので、再考察したいと思います。
前回の考察はこちら↓
まずは時系列順に気になったことを。
・雪が降っている
フォースインパクトを経て、四季が戻ってきたのでしょうか。
・インフィニティのなりそこないの連なり
まるで天を目指しているようなイメージ。
・踏切
二つの路線が一つになっていきます。
「シン・エヴァンゲリオン 劇場版」のビジュアルと同じ感じですね。
・過去の回想(?)
破~Qの間に起きたことをシンジ君が思い出しているのでしょうか。
ただ、Qの時点では「空白の14年間」の記憶はなかったはずですが・・・・。
これは後に考察していきます。
・コアを持ったシンジ 突き刺さる3本のナイフ
3本のナイフの持ち主は、アスカ、マリ、カヲルなんでしょうか。
ニアサードインパクトを止めたカヲル、サードインパクトを止めたマリ&アスカ?
だとすると、サードインパクトのトリガーとなったのはやはりシンジ?
・3人のカヲル 4体の巨人
序・破・Qのカヲル?
そのオリジナルであるADAMSは4人。
ADAMSには最後の一人がおり、「シン・エヴァ」の予告に出てきたカヲルは最後・4人目のカヲルということ?
・4人のアスカと4つの海
今回見直していて4人のアスカと4つの海は対応関係がある、と気づきました。
最初の青い海とTV版8話「アスカ、来日」の時のアスカ。
文字付きの青い海(海洋研究所 at 破)と破プラグスーツ時のアスカ。
最後の荒廃した赤い海とQの時の眼帯アスカ、というように。
ということは。
2つめの赤い海と旧劇のアスカもまた、対応しているのでしょうね。
・Qプラグスーツ時のシンジと青い海の謎の場所
今までは静止画が基本でしたが、ここから最後までは動画で描かれます。
ここからが本当に謎すぎますが(笑)、まずは描かれていたことから確認すると、Qのプラグスーツを着ていることから、Qの後の時系列であることは確定。
また、湖面(?)には学校の制服姿のシンジ君が写っています。
この制服姿のシンジ君とプラグスーツのシンジ君、これまでもこの二つのバージョンのシンジ君が入れ代わり立ち代わり登場していましたが、ここで二人は一つ(表と裏?本体と影?)になります。
・TV版一話・序と同じ構図・演出で登場する綾波レイ
シンジ君が見つめる先にいたのは綾波レイ。
ここはわかりやすくTV版一話、新劇場版・序と同じ構図です。
しかし、今までと違うのは、綾波レイの瞳の中にアヤナミレイ(仮称)と思われる人物が写っていること。
今回の映像中で消失したアヤナミレイ(仮称)が綾波レイの中に取り込まれたのでしょうか?
そして、シンジはレイの方に向けて歩き出します。
と、ここまでが映像から読み取れること。
そしてここからは妄想全開で行きます(笑)
まず、シンジ君は旧劇やTVのアスカの記憶を持っているというのは間違いがないことです。
なぜか?
これは踏切の部分で二つの路線が一つになったように、二つに別れた世界が一つに収斂するということでしょう。
なぜそうなるのかはわかりませんが、TV版、旧劇の記憶がQ以降のシンジ君に流れ込み、彼は(以前この記事でも書いたように)別の世界線(TV版)での綾波レイの真実を知り、彼女を救わなければいけない、彼女のところにいかなければならないという意識を新たにしたのではないでしょうかね。
それゆえの「until You come to me」(あなた=シンジがやってくるまで)なのではないかと。
そして、新劇場版の世界ではもう綾波レイがいない(肉体が存在せず、魂だけの存在となった?)とすると、彼は別の世界(シン・エヴァンゲリオンの世界?)に行かなければ彼女に出会うことができないわけで。
そこで最後にシンジ君がたどり着いた場所なんですが、こここそが予告で言われていた「シンジに希望を与える場所」なのではないでしょうか。
新劇場版の世界では綾波レイがもう救うことができないとして、その彼に取っての希望とは何か?
そう、前述したように、別の世界(シン・エヴァンゲリオンの世界?)に行くことです。
ということは、希望を与える場所とは、旧劇でも新劇場版でもない別のパラレルワールドへと行くことができる扉、あるいは再び世界をやり直すための手段がある場所なのではないでしょうか。
というのが、現時点での「until You come to me」の考察でした。
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