こんにちは!
今回は「シン・エヴァンゲリオン 劇場版」のお話です。
Qの冒頭でミサト艦長がこう言います。
「碇シンジ君、でいいのよね?」
それに対してリツコさんはこう返します。
「物理的情報では、コード第三の少年と完全に一致。生後の歯の治療後など身体組織は、ニアサー時を100%再現しているわ」と。
ここ、ものすごーく意味深だと思いませんか?
特にリツコの「ニアサー時(ニアサードインパクト時の意)を再現」という表現。
ここには、ニアサードインパクト以降碇シンジは変質したが、今はかつての姿に戻った、あるいはその状態まで復元した、というニュアンスを感じます。
では、この言葉をもう少し深く掘っていきましょう。
すると二つの仮説が考えられます。
一つは「碇シンジは一人」であり、もう一つは「碇シンジは一人」です。
最初の「碇シンジは一人」説は、特に説明の必要もないでしょう。
破以降なんやかんやあったけど、元に戻って良かったね!って話です(笑)
そしてもう一つの説「碇シンジは二人いる」。
なぜそう考えられるのか?
上記したように、サードインパクトの際、初号機に凍結された碇シンジと綾波レイの存在は変質し(融合?)、第11の使徒となった(可能性があります)。
詳しくはこちらで↓
しかしQの冒頭のUS作戦で初号機とその中に取り込まれたシンジ、レイをヴィレが回収し、覚醒した初号機はヴンダーのエンジンに使われます。
そして、碇シンジは初号機から回収された、と考えられるわけですが、ここで疑問があるんです。
なぜ碇シンジは回収できたのに、綾波レイは回収できなかったの?
破のラスト見る限り、皮膚が全剥けしたシンジ君の方が損傷が激しかったはずですし、シンジとレイは同じコックピットにいたはずですから、シンジを回収するついで(?)にレイも回収できるはず。
なのにレイは回収されず、シンジだけが回収された。
なぜか?
それは実際に回収されたのはシンジの身体ではなく魂だけだからなのではないでしょうか?
TVシリーズ19話で描かれたように、シンクロ率が高すぎるゆえもはや肉体は存在せず、魂だけが存在している状態になっていた。
そこで魂のサルベージが行われ、シンジの魂がシンジの身体を再現した魂のない肉体に移された。
そしてレイが回収されなかったのは、サードインパクトの際にレイの魂(=リリスの魂)がリリスの身体と合体し、別の場所に保存されているからではないでしょうか。
つまり、シンクロ率が高いからLCL化しているだけで、オリジナルの碇シンジと綾波レイの肉体はまだ初号機の中に保存されているわけです。
ここまでで考察したことを一度まとめます。
・碇シンジ(序・破)の魂=Qのシンジの魂
では残る問題は、碇シンジの魂を移植した肉体ってなんなの?ということです。
これには3つの可能性があると思われます。
①碇シンジの遺伝子を14年かけて成長させた碇シンジのクローン
彼の遺伝子データはリツコさんが持っていたはず!
綾波シンジについてはこちら↓
③旧劇の碇シンジ
旧劇とQの関係性については別の記事で考察しますが、もしこれが本当だったらめちゃくちゃ面白いですよね。
この記事↓で書いたように「シン・エヴァンゲリオン 劇場版」で碇シンジは序・破の綾波レイを助けるために旅をつづけ、いずれ出会うでしょう。
もしその過程で自分の真実(身体と魂の不一致)を知り、もう一人の自分(の肉体)に出会う。
さらに妄想を広げると、新劇場版のシンジの身体には旧劇のシンジの魂がなんらかの方法で入ったりして!
しかもその碇シンジ×2がダブルエントリーして第13号機に乗り、ファイナルインパクトを起こし、二人の魂が融合して「シン・エヴァンゲリオン」のシンジ(第三のシンジ=第三の少年?)になる!?
なんて妄想がはかどりますねえ(笑)
ま、どうやってかき分ける・演じ分けるんだっていう話ですけどね。
こんな展開になったら、演じる方も作る方もめちゃくちゃ大変ですよ(笑)
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