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「ヱヴァンゲリヲン 新劇場版」は否定を繰り返しながら次の次元へ向かう?

こんにちは!

 

今回は「ヱヴァンゲリヲン 新劇場版」のお話です。

 

ヱヴァンゲリヲン新劇場版 : Q アニメーション原画集 上巻

 

 

新劇場版の所信表明でも書いていたように「エヴァは繰り返しの物語」です。

そういう視点で見ると、特に序・破で「繰り返し」という要素が色濃く出ていることに気付きます。

 

例えば、

・シンジがゲンドウと初号機ケージで話す場面

・シンジが空を見ている場面

・シンジが歩道橋を下る場面

綾波と手をつなぐ場面

 

   

 

ですね。

ただこのシーン、序と破では必ず変化があるんですよね。

 

例えば分かりやすいのは歩道橋のシーン。

序では孤独に一人登校するだけのシンジ君でしたが、破では仲間ができました。

 

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次に、空を見る場面では、序ではレイと、破ではマリと出会います。

 

また、序、破どちらもラストでは綾波とシンジ君が手をつなぎます。

 

これはあくまで一例ですが、こういったように、「繰り返し」には必ず変化が起きるのが「新劇場版」です。

特に序→破ではネガティブ→ポジティブ(孤独→仲間)という否定的転換(繰り返し)が多く行われています。

 

ただ、綾波と手をつなぐ場面に関しては、シンジ君からすればより良い意味を持ちますが、世界にとっては序がヤシマ作戦の後で世界を守った後なのに対し、破ではこの手をつないだ後に世界が崩壊してしまいますよね。

これはどう判断したらいいのでしょうね。

 

というのは余談ですが、要するに序→破でネガ→ポジという反転的繰り返しがある。

そして、破→Qでは逆に、ポジ→ネガという反転的繰り返しが行われます。

シンジ君の破での行動がすべて悪い方に転換していくという負のループ。

 

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だからこそ、序とQはなんとなく似ている気がするんです。

どちらも14年間空いてますしね。

 

さて、破→Qがポジ→ネガなら、Q→シンはネガ→ポジとなるはず。

ということは、破とシンは似たような感じになるのではないでしょうか?

エンタメな感じというかね(笑)

 

さて、そういった感じで前作の否定を繰り返しながら、らせん階段のように展開していく新劇場版。

まさに「非」であり、「続」なのでしょうね、なんてね(笑)

 

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