こんにちは!
今回は「劇場版 名探偵コナン 紺青の拳」の感想です。
あらすじはこんな感じ↓
海底に葬られた秘宝―――19世紀末に海賊船と共にシンガポール近海に沈んだとされる、世界最大のブルーサファイア"紺青の拳(こんじょうのフィスト)"。
現地の富豪が回収を目論み、表舞台にその姿を現した時、マリーナベイ・サンズ近郊にて殺人事件が発生。
現場には、怪盗キッドの血塗られた予告状が残されていた─。
そしてその頃、シンガポールで開催される空手トーナメントを観戦する為、蘭と園子は現地を訪れていた。
名探偵アーサー・ヒライ!?
パスポートを持っていないので海外渡航できないコナンは留守番のはずだったが、彼を利用しようとするキッドの奇術的な方法により、
強制的にシンガポールへ連れてこられてしまう。従わなければ日本に帰ることすらできないコナンは、メガネ、腕時計、服など
すべて奪われ変装することに。
その正体に気付いていない蘭に名前を聞かれ、とっさに「アーサー・ヒライ」と名乗る。
月下の奇術師VS.蹴撃の貴公子!キッドはある邸宅の地下金庫にブルーサファイアが眠っているという情報を得る。
いとも簡単に侵入成功したと思われたが、危険すぎる罠がキッドを待っていた。立ちはだかったのは、400戦無敗の最強の空手家・京極真。
キッドの命運は……!?そして、不吉な何かを予兆するかのように、シンガポールの象徴・マーライオンから深紅に染まった水が放出される!
https://www.amazon.co.jp/dp/B07VRYCBGK?tag=hatena-22&linkCode=osi&th=1&psc=1 2020/6/15閲覧
まず面白い!
きちんと映画として面白い!!
しかもただ面白いだけではなく、コナン映画という文脈で見るとすごく新しいものに仕上がっていると思いますので、そこらへんをメインに書いていきたいと思います。
・シリーズ初の女性監督
「女性が監督したから新しい!」というような、二時代前くらいのおっさんのようなことを言うつもりはありません。
ただ、やはり女性が監督したからこそ、今までとの作風やニュアンスにおいて、若干の違いというのはあると思うんです。
特に今回は恋愛・ラブコメ的な展開がメインとなるので、そういった恋愛模様における女性キャラの心情の描き方が今までより一段深く踏み込まれている気がしますね。
ちょっと「少女漫画」っぽくなったというか。
まあこれは女性だからというよりも、監督の作家性のような気はしますが(笑)
しかもそれがきちんとプラスになっている。
本作が過去最高興行収入を達成したのも、今やコナン映画のメインターゲットである女性客の心情とマッチしたからじゃないでしょうかね。
・外連味という原点回帰
コナン映画の最初の方って、けっこうハチャメチャというか意外と無茶めな展開やアニメ的な表現があったりしたんですよね。
今回、そういった劇場版ならではの「外連味」が帰ってきたなあ、という気がしました。
例えばコナンが海外に!というスタートの段階でかなり無茶じゃないですか(笑)
でもそこを多少無理矢理でも「劇場版なんだからやっちゃおう!」という精神が感じれれて良かったなあ。
しかも、きちんと現代風にアップデートされてるし!!
・園子がかわいい!
これまた初期のコナン映画ではよくあった「脇役キャラをメインに持ってくる」という手法が取られていましたね。
「14番目の標的」では毛利&小五郎の過去の活躍がフィーチャーされたりしましたが、今回は園子&京極のカップルの一進一退の初心な恋愛模様が描かれます!!
これがめっちゃラブコメで良かったですねえ。
あと、園子ちゃん、あんた髪型変えなさい。
そのよくわからんバンドないほうが絶対かわいいぞ。
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