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メタ的解釈で見る「ANEMONE/交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション」

こんにちは!

 

今回は「ANEMONE/交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション」の感想です。

 

 

すでに4回目くらいの視聴ですが、やっぱり面白い!

ということで、今回は「メタ」をキーワードに「ANEMONE/交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション」の世界観を読みといていきたいと思っています。

 

そもそも「ハイエボリューション」の世界観はどうなっているのか?

あくまでも個人的な考察ですが、そもそも世界は二つあったのではないかと思います。

アネモネがいる、映画を見ている僕たちの現実に近い世界(僕たちの現実にスカブが介入してきた世界?)、エウレカがいる僕たちが見てきたエウレカセブンの世界。

この二つの世界の立ち位置は、現実と虚構。

本来なら混じり合うことはなかったはず。

 

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しかし、レントンが死ぬ結末を回避するため、エウレカが(おそらく)クォーツの力で世界を「PLAY BACK」「PLAY FORWARD」しまくった結果、様々なパラレル世界が生まれた(エウレカセブンAOにおける、クォーツガン的な)。

ただしどの世界でも必ずレントンは死ぬ。

そのパラレル世界にアネモネは介入し、パラレル世界を潰すことで街が解放される。

 

   

 

つまり現実世界に現れ、世界を侵食している「エウレカセブン」とは、エウレカセブンの想いの残滓。

ただそれは虚構の世界の中の話。

それがなぜ現実世界に介入してきたのか。

そのきっかけが「ハイエボリューション1」冒頭に描かれたサマーオブラブでのシルバーボックスでしょう。

シルバーボックスにより別次元への扉が開き、その結果として虚構の世界の住人であるデューイが現実の世界にやってきた。

いわばそこで現実と虚構をつなぐ扉が開かれ、結果としてエウレカの想いが現実を侵食し始めた。

 

 

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そして「ANEMONE」のラストでは、ホランドやらビームス夫妻やら、アニメ「エウレカセブン」のキャラクター達が(虚構の世界の住人達が)現実の世界にやってきた。

なので三部作の完結編である「EUREKA」では、現実と虚構が混じり合っていく様が描かれるでしょう。

 

と、このように本作は「エウレカセブン」というコンテンツ自体をメタ的に扱っている側面があるんですよね。

 

そしてもう一つ。

劇中でエウレカが体験してきた世界の中には、「エウレカセブン」本編はもとより、AO、漫画、映画、キャラクター展開等々、様々な世界があった。

そして当然、中には「ハイエボリューション1」の世界もあった。

これもまた、今までのエウレカセブンというコンテンツを、一種メタ的な視点から眺めたものですよね。

エウレカセブンというコンテンツ全体を総括し、それが結果として現実に介入する。

この先の物語がどうなるのか、これは非常に気になりますよね。

 

おそらく最後に出てきたレントンはまったく新しい世界のレントンでしょうから、このレントンエウレカが再会するのか、そしてその先は?

 

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