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井出草平著「アスペルガー症候群の難題」 感想

こんにちは!

 

今回は井出草平著「アスペルガー症候群の難題」 の感想です。

 

アスペルガー症候群の難題 (光文社新書)

アスペルガー症候群の難題 (光文社新書)

  • 作者:井出 草平
  • 発売日: 2014/10/15
  • メディア: 新書
 

 

 私たちは、1997年の酒鬼薔薇聖斗による犯行に戦慄し、2000年の「17歳の
犯罪」を経験し、動機の理解できない少年凶悪犯罪の数々に驚きを持ってきた。
2014年になった今でも、その犯罪と動機を理解し得ないままだ。しかし、10
年あまりの歳月が過ぎ、これらの事件を見返してみると、アスペルガー症候群
という鑑定結果や診断が下された事件が多いという点に気づかされるのだ。
本書では、アスペルガー症候群の特性と犯罪に関係があるのか、という疑問に、
現在まで積み重ねられてきた科学的知見に基づき、できる限り答えようと思う。

【目次】
第1章 アスペルガー症候群の特性と犯罪
第2章 暴力行為の防波堤は家族
第3章 暴力アスペの問題と海外の研究
第4章 犯罪事件をふり返る
第5章 少年犯罪とアスペルガー症候群
第6章 アスペルガー症候群医療観察法
第7章 精神発達病理学的視点とADHD
第8章 これから私たちが考えること
あとがきに代えて――診断とは何か

 

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アスペルガー症候群を持つ人間と暴力・凶悪事件の関係性について書かれた本ですね。

いわゆる「暴力アスペ」(この本でも少なからず触れられてる、かつこの名称が使われているので使用)などについて、賛成反対というか、賛否というか、どちらかの偏ったスタンスでもなく、あくまで客観的に論理的に科学的に論じていこう、という本ですね。

 

そういう病気なのでしょうがない、本人に責任はない、とはいえ実際に被害者はいる。

この両ばさみの状態でどうしていくべきなのか。

 

例えばこの本ではこんな文章が出てきます。

 

   

 

制度上は、暴力性が頻発する生徒がクラスにいても、周りの生徒、親、そして学校は何も対処できない。

アスペルガー症候群の者の選択権はある一方、その子供を受け入れる側や同じクラスにいる子供たちには選択権がない。

つまり、リスク管理が十分にできない制度なのだ。

暴力アスペは、特別支援教育という制度に突きつけられた問題の一つである。

 

 井出草平 アスペルガー症候群の難題 2014 光文社文庫

 

 

 

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これもまさに「あちらが立てばこちらが立たず」といった感じですよね。

アスペルガー症候群の子に普通学級で学ぶ権利があるのはもちろんその通り。

でも、そういう子がいることで授業が遅れたり、学級の雰囲気が悪くなったり、暴力アスペに苦しめられて不登校になったりするかもしれない。

 

現状では、アスペルガー症候群の人にはどうするのかの選択権がある一方、そうでない人はただそれを受け入れるしかない。

 

これはお子さんがいる方は気になるでしょうね・・・。

皆さんも是非考えてみてください!

 

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