こんにちは!
今回は「機械戦隊ゼンカイジャー」の総評です。
1年かけたお祭り騒ぎ、それがゼンカイジャーだったな、と思いますね。
1年かけてバカをやり続けた偉大な作品。
令和のカーレンジャー!
そう呼んでも差し支えないくらい、今の暗い世相をぶった切るような、明るく、楽しく、(いい意味で)バカバカしい作品でした。
こういう、いい大人が集まってバカやる作品、いいじゃいですか。
素敵ですよ。
・キャストについて
人間キャストの少なさがゼンカイジャーの特徴の一つでしょう。
結果的には4人の若いレギュラーが出てきましたが、それでも近年では圧倒的に少ない。
たば別にそれで不満だった、ということはなく。
まあ狙いとしては、アニバーサリー作品ですし、これからの大集合映画などをやる際に、ゴーカイジャ―的な役割で扱いたい、と。
その際に全員人間にしてしまうとスケジュールだったりキャスト費だったりがめんどくさい、と(笑)
万が一売れっ子が出てしまった場合は特にね(笑)
その時にゼンカイジャーなら、カイトだけ呼んで後は声優で処理できるから楽だよね、と。
なんならカイト呼ばなくても、ジュランだけ出しちゃえばいいよね、と。
だからジュランがレッドなのでしょう。
なのでまあ、白倉作品の中での圧倒的成功作である電王、そしてディケイドのノウハウをつぎ込んだのが今回のキャスティングなのではないか、と思いますね。
要するに、これから10年以内の未来を見据えたキャスティングだったのではないか、と。
最後にはカイトが色んなセカイを巡れるようになってましたから、そこもまさにディケイドですし(笑)
・脚本と演出について
メイン脚本が香村さんで、メイン監督が田崎さん。
あまりなかった組み合わせですが、どちらもよくわかってらっしゃる方々なのでまったく持って言うことなし!
素晴らしい脚本と演出でした。
ただこういうふざけきった作風になるのなら、一本くらい脚本をカーレンジャーでおなじみの浦沢大先生に書いてほしかったかなあ(笑)
演出は諸田さんで(笑)
・レジェンド要素について
今回のゼンカイジャーでは、レジェンド出演はほぼなく、あくまでもイメージというか力の象徴というか、そういう出方でした。
ゼンカイジャーとは180度変えてきたわけで、ここは当初残念に感じていた部分ですが、終わって見れば、まあそれもありだったかな、と。
そもそもゼンカイジャーの作風にレジェンドを掛け合わせても、なかなかシナジーはうまれにくいかもしれませんしね。
ただ、ゴーカイジャ―は出してほしかったなあ。
ツーカイザーとの絡みもあるし、せっかく「テン・ゴーカイジャー」がやっていたんですから、その宣伝もかねて。
・終わりに
明るく楽しく、を一年間貫いたゼンカイジャー。
ただその裏ではこれからのスーパー戦隊を考えて試作が行われていた側面もあります。
そしてゼンカイジャーはまだ完結しきってはいません。
ゼンカイジャーの流れは、ドンブラザーズへ続いていきます。
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