こんにちは!
今回は森岡正博著「決定版 感じない男」 の感想です。
説明です↓
オトコという存在は実は「不感症」ではないのか。だからこそ、美少女写真集を見てはあらぬ妄想を膨らませ、一人でしては空しさに襲われる──。少なくとも自分にはそうした側面があると気づき、この問題を深く掘り下げ、論じ切った衝撃のセクシャリティ論。男女を問わず大きな反響を呼び、「男の性」の必読本となったこの書に、「その後の、感じない男」についての章を加えた、増補決定版。
https://www.amazon.co.jp/dp/B073GSVWCD?tag=hatena-22&linkCode=osi&th=1&psc=1 2021/11/24閲覧
意外と語られてこなかった男の性について掘り下げた一本。
例えば本文にも書かれているように、風俗レポートとかセックステクニック特集!みたいな表層的な部分では男の性は語り尽くされてきたし、男たちが欲情するフェチみたいなのも山ほど語られてきた。
でも、この本で書かれているような、本音ベースのところは語られてこなかったのではないか。
要するに、飲み屋で男同士が軽口的に語り合う、その先、その奥の部分。
誰もが心に持っていたものの、明かすことができなかった本音。
そこが語られています。
そこを大学教師という立場で、実名で、こうやって本と言う形で誤魔化すことなく語った勇気を称えたい!!!
だってある章ではなぜ自分が制服を着ている女子高生に欲情するのかをじっくりと語り、またある章では自分にはロリコン的素養があることを認めて、これまたその心理をじっくりと語る。
これは実はいままで多くの男性が冗談で濁してきた部分を、きちんと言語化し、論理的に思考し、それを発表した、という意味においてすごく意味のあることだと思うのです。
内容については深くは踏み込みませんが、是非読んでみていただきたい!
「実は俺もこういう風に感じていたんだよなあ・・・」という部分がきっとあるはずです!
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