こんにちは!
今回は映画「来る」の感想です。
監督・中島哲也
あらすじはこんな感じ↓
こわいけど、面白いから、観てください。鮮烈・強烈・超絶・衝撃・ガクブル――
あの中島哲也監督による最恐エンターテインメントが、Blu-rayで…“来る"
■豪華版には、中島監督の映画制作に迫るメイキング映像などの映像特典を多数収録! !
豪華版付属の特典Blu-rayはここでしか観ることができない映像を多数収録した大ボリュームの内容!
中島監督へのインタビュー映像や、制作スタッフ陣によるトークも絡め、様々な要素が交錯する『来る』が
どのようにして作り上げられたのか、その秘密に迫るメイキングドキュメンタリーが収められている。
そのほかにも、原作者・澤村伊智が映画『来る』の魅力と面白さを語るインタビュー映像、
豪華キャスト陣が登壇した舞台挨拶などのイベント映像集を収録!
■岡田准一をはじめ、黒木華、小松菜奈、松たか子、妻夫木聡ら日本を代表する演技派俳優陣が豪華恐演! !
■監督・脚本は、『告白』や『渇き。』の中島哲也!
■第22回日本ホラー小説大賞を受賞した最恐原作!
https://www.amazon.co.jp/dp/B07QHNMBH9?tag=hatena-22&linkCode=osi&th=1&psc=1 2020/10/9閲覧
何から何まで最高の映画ですね!!
いやあ、いい映画見た!!
満足!
最高&最高!
キャストも最高!
演出も最高!
何よりも終盤が最高!!
この三点について熱く語っていきたいと思います!
・キャスト
メインビジュアルに乗っている五人の演技がまず良い。
小松菜奈は「渇き」、松たか子は「告白」で中島哲也でメインを張った常連組ですし、妻夫木聡、岡田准一はもちろん達者。
そしてなんといっても黒木華ですよ!!!
序盤の無個性のいわゆる「いい奥さん」、夫である妻夫木聡(これもまあねえ、軽薄を絵にかいたような中身空っぽ男でねえ・・・。ほんとちょうどよくイラッとさせられる、絶妙な演技でもう、たまらん!これも一周周って最高!)が死んでからの「追いつめられたシングルマザー」、そしてすべてがどうでもよくなって吹っ切れたあとの「やさぐれた女」。
このねえ、黒木華って女優はほんとうにすごいですよねえ。
シングルマザーからやさぐれた女への転身。
みすぼらしい母親から美しい女性へ。
この転身というか、目に見えての変化がねえ。
本当に美しくなるんですよ、なんて素晴らしい女優なんでしょうか黒木華。
彼女は絶対大女優になりますよ。
そして今作での名演(怪演?)で映画界に再評価のさざ波を巻き起こした(表現あってるのかわかりませんが笑)柴田理恵。
いいねえ、柴田理恵。
こういうガチの演技をしている柴田理恵を初めて見た気がしますが、良いですねえ。
表層上は黒木華とは別のベクトルですごい女優ですが、根源の部分ではどちらも女優魂という面では同じなのかもしれません。
・演出
中島哲也監督ですから安定のしっかりとした演出です。
色彩感覚、テンポ感、ビジュアル、音楽の使い方、すべてが心地いい。
そしてホラー映画として最も大事な恐怖表現も申し分ない!
きちんと怖いですし、きちんと「うわっ!」となります。
ただ、序盤の居酒屋のシーンで客のシーンを何度も映していくシーンがありましたが、あれだけは意図がよくわからなかったなあ・・・・。
無駄に長いわりに特に後から意味があったわけではない感じでしたしね・・・。
・終盤
中盤で妻夫木聡も黒木華も死んでしまったわけですが、そこからがすごい。
とんでもなく強烈なキャラの松たか子&柴田理恵の除霊師コンビが除霊してクライマックスとなるわけですが、ここがすごい。
ここまでしっかりと霊との決着を着けたホラー映画ってあったでしょうか?
何十人という除霊師を導入し、大掛かりな土台(?)を組み、科学的な設備も導入し、儀式を行い、霊とまさに直接対決!
これが良いですよねえ、大作映画だなあっていうね。
金かかってるなあ、っていうね(笑)
日本的な土着の霊に対し、きちんと日本的な儀式で対応するという、ある意味では至極当たり前の話なんですがそれをここまで大真面目に、大規模にやるとそれが逆に新しい個性になるというね。
・まとめ
怖くはありますが、ただ怖いわけではなくそこにきちんと社会性もあるし、人間描写の深みもある。
キャストも達者ですし、演出も一流。
ホラー映画にありがちな終盤の尻すぼみ感もなく、最後まで楽しんでみれます。
本当におすすめの一本です!!
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