こんにちは!
今回は芸人エッセイ二本立ての感想です。
・山内健司著「寝苦しい夜の猫」
今冠番組もどんどんスタートし、ノリにノッテいる芸人・かまいたち。
ネタ作りを担当している山内がこういうエッセイのようなものを書いたのは初めてとのことですが、読みやすかったですし、非常に面白かった!
内容的には彼の幼少期からのヒストリーを振り返るようなものなのですが、随所に彼の芸人としての考え方が見えて良かったですね。
(このエッセイも面白い↑)
彼は自分の中にあるカッコたる「これが面白い!」というものがあり、それを世間に合わせていくのではなく、世間がそれを面白いと思わないなら世間の方が間違っとるんじゃい!とでもいうべき、芸人としての矜持、圧倒的な軸の太さ。
このエッセイでも少し書かれているように、ギャンブラーとしてちまちま売れるのではなく、大きく張ってどんと売れる!
それこそが彼の天下取りのプランであり、その覇王ロードをまさに今きちんとばく進しているのがすごいですよね。
・加納愛子(Aマッソ)「イルカも泳ぐわい」
こちらも今じわじわ露出が増えている芸人・Aマッソの初エッセイ。
巻末には小説(?)も載っています。
こちらはですねえ・・・。
正直ちょっと読むのがきつかった部分がありましたね(笑)
なんだろう「わし、おもろいこと書いてまっせー」感というか、「わて、センスありまっしゃろ?」感というか。
(加納さんは関西の出身なのであえてこてこての関西弁で)
その「文章だろうがぬるいことは書いてたら芸人として終わり。文章でもしっかり毎回違う形の笑いみせたるわい!」という気負いがちょっとうざいというか、イタイというか。
一応最後まで読みましたが、うーん・・・。別に笑えないし。
エッセイってもっと肩の力抜いて書いた方が意外と面白かったりすると思うんですけどねえ。
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