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アメトーーク・ロンドンハーツの作り方の秘密とは? 加地倫三著「たくらむ技術」 感想

こんにちは!

 

今回は加地倫三著「たくらむ技術」の感想です。

 

 

あらすじ↓

ロンドンハーツ」「アメトーーク! 」(テレビ朝日系)など大人気番組のプロデューサーが、自らの「脳内ノートを大公開! ヒット企画の陰にある数々の「たくらみ」とは? バカな番組を実現させるクソマジメな仕事術とは? 「トレンドに背を向ける」「企画はゆるい会話から」「勝ち続けるために負けておく」「文句や悪口にこそヒントがある」「スベる人の面白さ」……「面白いもの」が好きな人、「面白い仕事」がしたい人、必読の一冊。
 

 

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まずこの本を読んで一番感心したというか、納得した部分を書きます。

それは、番組内の動機付けがきちんとしている、ということ。

例えば何かゲームがあるとしますよね。

その時に、「なぜ頑張るのか?」というモチベーションを作ってあげなければおかしい、と加地さんは言うわけですよ。

 

それはそうですよね。

いや、「仕事だからでしょ」って言っちゃえばそうなんですけどね(笑)

でもそれは番組の外側の話じゃないですか。

そうじゃなくて、番組の中で理屈は通ってますか?モチベーション作りがされてますか?っていう話で。

 

   

 

確かにそういうところがちゃんとしてない番組って、なんかふとした瞬間に醒めるんですよね。

のりきれないというか。

「ああ、結局お仕事でやってるのね、虚構なのね」っていう。

 

まあテレビなんて全部虚構ですけどね。

なんですけど、でもその番組を見てる間は、信じたいわけですよ。

 

で、加地さんはそこをちゃんとやってくれている演出家なわけで。

 

 

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愚直ですねえ。

愚直ですよ。

面白い番組を作るのは、愚直な努力。

 

そういうことなんですね、結局はね。

センス?

天才?

 

そんなことじゃないです。

素材は撮れるだけ撮っておく。

編集は膨大な素材から時間をかけてじっくり丁寧に編集していく。

コンマ何秒レベルの編集もする、と。

 

そして番組枠を守るための、会社員的な努力も忘れない。

努力の人なんですねえ、加持さん。

 

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そして彼を貫いているのは、面白いものを作りたいという思い。

そして芸人さんへのリスペクトの想い。

いやあ、立派!

立派ですね、加地さん。

 

この本は10年近く前の本ですが、両番組が危機に陥った、あの日本中を揺るがす大事件を両番組が喰らってもなお、まだどちらの番組も続いてますもんね。

そう考えたらすごいことですよ。

この人のたくらむ技術ってやつは。

 

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