こんにちは！
今回は「Ｍ1 2020」の総評です。
まずは、自分自身の決勝10組のランキングを下から。
13位 ウエストランド
12位 アキナ
11位 オズワルド
10位 錦鯉
9位 見取り図（2本目）
8位 マヂカルラブリー（2本目）
7位 インディアンス
6位 おいでやすこが（2本目）
5位 見取り図（1本目）
4位 ニューヨーク
3位 マヂカルラブリー(1本目）
2位 東京ホテイソン
1位 おいでやすこが（1本目）
皆さんは今年のＭ1 2020、どうでしたか？
個人的には、あまり盛り上がらなかったなあ、という印象です。
その理由は大きく分けて3つあると思っています。
・1つ目 去年・一昨年が面白すぎた
一昨年はジャルジャル・和牛・霜降り明星の若手最終決戦三組やミキかまいたちトムブラウンなどなど異なる個性のぶつかり合いがすごかった。
去年は史上最高得点をたたき出した絶対王者ミルクボーイ、誰もが最終決戦に行くと思っていた和牛を大外からまくったぺこぱなどなどドラマチックな逆転劇が多数ありました。
それに比べると今年は、うーん・・・。
なんでしょうね、けっこう淡々と進んでいってしまった感はあるかもしれません。
特に一組目が敗者復活組、かつ、わりと前半に最終決戦進出者や実力者が固まってしまい、後半の盛り上がりがなかった。
ゆえの尻すぼみ感がちょっとあった気がします。
・2つ目 突き抜けたコンビが少なかった
去年のすゑひろがりずやぺこぱ、一昨年のトムブラウンなど、色物感や狂気を感じさせるコンビが一組いるだけでも、大会全体としてバラエティ感が出ると思うし、空気も変わります。
また、去年のミルクボーイ、一昨年の霜降り明星のように「これは優勝か・・・？」というコンビが一組いることで、それを乗り越えられるか、というドラマが生まれる。
それに比して今回は、わりと全員バランスが取れていたというかなんというか・・・。
個人的に期待していた東京ホテイソンなんかも、もっと手数を増やして笑いをいっぱい取れればなあ・・・。
一つの笑いに対するストロークが長すぎるよ・・・。
それは余談としても、今回王者を決める票がかなり割れました。
それは僅差という表現もできますが、逆に言えば圧倒的なトップがいなかった、ということでもあるわけですよね。
・3つ目 ドラマ性がない
先ほども書いたように、淡々と進んでいってしまった感があります。
逆転、驚き、激震、大爆笑etc。
特に何度も書いているようにＭ1の大会特有の会場が一体になる瞬間（Ｍ1界隈では「待っていた」とも表現される）。
これを味わうのがＭ1の醍醐味なんですが、今回はそれが強く出る瞬間が、個人的にはなかった気がします。
おいでやすこが一本目の火曜日の件がからうじてその兆しがあったくらいで。
また、見取り図なんかが去年もファイナリストに残っていてくれれば「悲願の優勝なるか！？」的な、笑い飯・和牛的見方もできるんですが、まだそこまで（Ｍ1的には）思い入れがあるわけでもなし。
それこそ今回和牛が出ていたら、順当に優勝していたんじゃないかなあ・・・。
そうしたらもっと盛り上がったというか、年に一回開催されるＭ1という、お笑い界全体を巻き込んだ壮大なドラマの1ページとして、もっと意味のあったものになったきがしたんですけどね。
だから見取り図にはぜひとも来年のＭ1までＴＶで頑張ってもらって、Ｍ1優勝確実くらいのポジションまで上り詰めてほしい！
めざせポスト和牛！
とまあ、ここまで否定的なことを書いてきましたが、もし本当に今回で上沼恵美子が審査員をやめたら、それはお話としてけっこう綺麗ではあるんですけどもね(笑)
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