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映画「スパイラル ソウオールリセット」 感想

こんにちは!

 

今回は映画「スパイラル ソウオールリセット」の感想です。

 

 

良い映画でしたね。

まずものすごくテンポが良い。

ポンポン物語が進んでいきますし、カメラも編集も常に動いているので、まったく飽きることはないです。

 

ストーリーははみ出しものの刑事と新人刑事のバディものをオーソドックスになぞっていく感じ。

そこにソウ的な狂気の殺人ゲームが組み合わさる。

面白くないわけがない!!!

しかも主役になるベテラン黒人警官のキャラが良いんですよ!

吹き替えの高木渉のベテラン演技も相まって、ちょっと「ビバリーヒルズコップ」風味もありましたね。

とにかくハイテンションでどんどん物語を引っ張っていくんですよね。

 

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ソウシリーズ定番の見てるだけで痛さを感じる殺人ゲームは今回も健在。

舌を引っ込ぬいたり、ガラス片を体に受けまくったり(ここはちょっと笑った)、全身の地がどんどん抜けて行ったり。

中でも嫌だったのが、脊髄を自分で切れ!というゲームで、これはほんと見てるだけで痛そうだなあ、と。

一回の映画でゲームがいっぱい出てくる感じは後期のソウっぽいですが、終盤には一番最初のソウのゲームのオマージュもあり、シリーズ全体への目くばせを感じますね。

 

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また一体誰がスパイラル(ジグソウの模倣犯)なのか?という謎にも引っ張られたなあ。

自分は一体誰がその正体なのか、惑わされまくりでした(笑)

個人的にはキャストのネームバリュー的にサミュエル・L・ジャクソンかな、なんて思ってましたが。

 

ただスパイラルの正体が明らかになるとちょっと物語が失速していく感じがありましたね。

「あ、わりとストレートな正体・・・」という(笑)

最初の最初に「こいつじゃないか?」と思ったやつだったのでね・・・。

もう少し意外性があったら良かったかなあ。

 

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そして最後ですよ。

本当にね、「え、ここで終わり!?」って感じで。

もうね、何も解決しないまま終わりました。

ストーリーもぶつ切りというか。

 

これは「スパイラル2」を作る、という意思表示でしょうか。

前作「ジグソウ・ソウレガシー」は、わりと「ソウ」シリーズ全体に対する総括というか、シリーズを知っている人に向けたファンムービーというイメージが強かったわけで。

それに対して今作は「ソウオールリセット」というくらいですから、「ジグソウという殺人ゲームをしかけたある種のカリスマがいた」くらいで、世界観は繋がっているようですが今までのシリーズとはほとんど無関係。

そういう意味でご新規向けの新シリーズにしようという意気込みも感じますね。

 

ただ最後まで見ても一体何がオールリセットだったのかはよくわかりません(笑)

時代はジグソウからスパイラルに移って、ジグソウの時代が終わったってことでしょうか?

 

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