こんにちは!
今回は映画「モンスターハンター」の感想です。
あらすじはこんな感じ↓
人間が多種多様なモンスターと共存している新世界。強力な生物を狩るために訓練された戦士であるハンターは、角の生えた地底のモンスター、ディアブロスに船を襲われ、チームと離れ離れになってしまう。
現実の世界では、アメリカ陸軍のナタリー・アルテミス大尉と国連のセキュリティチームが、砂漠で行方不明になった兵士のチームを捜索していた。突然の嵐で新世界へのポータルに引きずり込まれた彼らは、探していた兵士たちの遺体と車を発見する。ディアブロスが彼らに近づくと、一行を観察していたハンターが警告信号を発射する。弾丸や手榴弾をものともせず、ディアブロスは隊員2名を攻撃して殺害した。
洞窟に身を隠した生存者たちは、ネルスキュラと呼ばれるモンスターの群れに襲われる。アルテミスは麻痺させる毒を注射され、他のメンバーが彼女を助けようとすると、さらにネルスキュラがやってきて彼らに群がる。ネルスキュラの巣で目を覚ましたアルテミスは、チームが死んでいたり、卵を産みつけられたりするのを見つけ、追いかけてきたネルスキュラの群れに火をつけて巣を脱出する。地上ではハンターと遭遇し、お互いに戦った後、協力することを快諾する。アルテミスは、ポータルが砂漠の向こうにある「スカイタワー」によって作られていることを知る。ハンターは、この塔にたどり着くためには、ディアブロスを殺さなければならないと言う。アルテミスはハンター独特の武器を使った戦い方を学び、ディアブロスをネルスキュラの毒で殺すための罠を仕掛けるのに協力する。攻撃は成功し、アルテミスがとどめを刺したが、ハンターは重傷を負ってしまった。その場しのぎの担架を作って、アルテミスは彼を担いで砂漠を横断する。
辿り着いたオアシスには、アプケロスと呼ばれる草食動物が生息していた。一緒に肉を食べていると、火を噴くワイバーン(リオレウス)が飛来し、アプケロスたちを暴走させたところで、アルテミスとハンターは大団長率いる一団に助けられるが、アルテミスは牢に入れられてしまう。なんとか脱出し、大団長に会うと、大団長は、スカイタワーは、世界を行き来する最初の文明が、モンスターを使って作ったものだと説明する。アルテミスは、故郷に帰るためにリオレウスを退治することに同意する。
続いて行われた戦闘で、アルテミスはポータルから落ち、自分の世界に戻る。しかし、ポータルの閉鎖が間に合わず、リオレウスが現れて大混乱に陥ってしまう。アルテミスは、ハンターがポータルを通り抜けて致命的な一撃を与えるまでの間、その動きを抑えることができた。残るチャンスもあったが、アルテミスは新世界に戻り、ハンターのもとに残ることを決める。ゴア・マガラが現れ、アルテミスに大団長が声をかけてきた。大団長は、ポータルが開いている限り、モンスターが地球に侵入してくる恐れがあると指摘する。アルテミスは、スカイタワーを破壊する方法を見つけることが最大の目的であると結論づけ、ハンター、大団長と共にゴア・マガラに戦いに挑む。
ポストクレジット後、アイルーが到着し、戦いに参加する。一方、タワーの上からマントをまとった謎の人物がその戦いを見守っているのだった。
まず前提として、自分はゲームの「モンスターハンター」シリーズはプレイしたことがありません。
なので、「モンハン」関連の細かい小ネタとかはほとんどわからないです。
その上で、自分はこの映画を「モンスターがいっぱいでてくるアクション映画」として見に行きました。
この映画、なんというか色々微妙でしたね。
全体的に微妙というわけではなく、良いところと悪いところがそれぞれあり、それが相殺し合って結果的に微妙、といった感じ。
なんとも不思議な話ではありますがね(笑)
ということで、まずは良いところから述べていきましょう!
・良いところ① 大スクリーンで見るに足るモンスター達
今回のモンスター、みんなカッコよかった!!!
CGのクオリティもすごく良かった!!
大迫力!大満足!
でっかいし、こわいし、威圧感あるし!!!
怪獣感があって自分はすごく良かったと思います!!!
・良いところ② 近代兵器がカッコいい!
まるで映画「戦国自衛隊」のように戦車や銃火器が異世界に飛ばされるという展開、そしてその近代兵器を駆使してモンスターに立ち向かうという展開が良かった!
というか単純に戦車VSモンスターという絵面が最高でした!!!
・良いところ③ 絶望的な幕開けが良い!
物語の冒頭(自分は吹き替えで見たのですが)日本を代表する豪華声優陣が吹き替える俳優さんたちが、あっさりとモンスターに殺されていくところが良かったというか、裏切られましたね。
「え?こんな豪華声優なのに冒頭30分で死ぬんかい!!!」という驚きね(笑)
いうなれば、コナンで一人だけ有名声優がいて、「犯人絶対こいつでしょ」と思ったら前編で死ぬ、みたいなね。
違うか(笑)
まあ余談は置いておいて、バンバンと主人公・アルテミス(演 ミラ・ジョボビッチ)の仲間が死んでいくわけですが、殺され方が妙にエグいのも面白かったですね。
「うわあ、こんな死に方いやだなあ・・・」っていうね(笑)
・良いところ④ 予想を裏切ってくる展開
これは後述する悪いところにもつながってくる部分ではありますが、色んな意味でこういうパニック映画のセオリー通りに話が進まないところ、自分は好きでした。
とくに驚いたのは最後の大決戦前(というか大決戦中)に現実世界に帰還するところですね。
いや、あっさり戻れるんかい!っていうね(笑)
そこは賛否両論ある部分だとは思いますが、自分は予想を裏切られた感じがして面白かったです。
そんな感じでいいところもたくさんあったんですが、悪いところももちろんあって・・・。
ということで、今度は悪かったところを述べていきましょう。
・悪かったところ① 雑!!!
すべてが雑でしたね。
展開、脚本、世界観、キャラクター、リアリティ、全てが雑!!!
詰めが甘い!!(笑)
・悪かったところ② アルテミス何考えてるの?
今回の主役・アルテミス。
彼女が何を考えて行動しているのか、いまいちよくわからない。
モンスター世界に来てから、積極的に帰りたがるわけでもなく。
しかもラストではよくわからないけれどももう一回モンスター世界に戻るし。
さらにいえばそのラストも、決意をこめて・・・!
とかでは一切なく。
少なくとも見ている限りは、なんかノリで、っていう感じにしか見えないんですよね(笑)
・悪かったところ③ こざっぱりしてる
悪い意味で「2時間あった?」と正直思ってしまう映画でした。
すべてがこざっぱり、あっさりしてるんですよね。
特に明確なテーマ性があるわけでもなく、何か重点的に描きたいシーンがあるわけでもなく(いや監督にはあったのかもしれないけれども伝わってこなかった)。
職人仕事で撮ってるなあ、という印象。
構想に約10年ってほんとですか?(笑)
とまあこんな感じの感想でございます。
最後に、この映画を見ていてずっと思っていたことをひとつ。
自分は「モンスターパニック映画が見たい!」と思って劇場で見たわけですが、ゲームの「モンハン」シリーズのファンはこれが見たかったんですかね・・・?
なんとなくですが、ゲームのファンが見たかったのはもっと純粋に、ハンターVSモンスターの戦いだったんじゃないかなあ、という気がします。
そのもやもやが今に至るまでずっと残っております(笑)
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