こんにちは！
ラスボスであるギフ編を早々に終わらせ、エピローグにたっぷりと時間を使うというぜいたくな仕様でした。
ギフ編でだれたのとツッコミ所が山ほどあるのは残念だったけど、それなりに面白かった一作！
主人公が最後までデリカシーがなくてサイコパスだったのがチャレンジング！
だけれどもそこをもっと活かして欲しかった
といったところですね。
・主人公について
上記したように、主人公がデリカシーがない、人の気持ちがわからない、ということは劇中でも語られていたことです。
今世の中ではサイコパスやソシオパスと呼ばれるような人の気持ちが理解できない人たちが一定数いることは認知されています。
彼らは望んでそうなったわけではなく、ある種の精神病としてそう生まれついてしまったわけで犯罪でも犯さないかぎり罪はない。
そんなタイプの人間を主人公に置いたのはある種チャレンジだったとは思うのですが、だからといってそこをうまく活かしたか、というとうーん・・・。
初期のほうはイッキの異常性が際立って行って面白かったのですが、どんどんそこはないがしろになっていって。
最終回でまたその異常性が戻ってきましたけどね。
・家族というテーマ
最後まで家族というテーマは貫かれていたなあ、と感じますね。
とくに最終回の下りでバイスを家族と認めたことで、家族の多様性を示したのはよかった！
（厳密にいえばバイスはイッキの分身なのでそもそも家族とも言えますが、ただ悪魔を家族に加えたというのはやはり多様性だったのかな、と）
ただできれば親子喧嘩をしてほしかったですね。
初期で不穏だった母親のナチュラル無神経発言とか、父親さすがにヤバすぎん・・・？とかそこらへんを大喧嘩して浮き彫りにして解決してほしかった！
ずっと仲よしこよしじゃなくて、大喧嘩してもまた元に戻れるのが家族だと思うので。
イッキと大二の対立で描かれてはいましたけどもね。
・罪深きギフ編
リバイスの評価を大いに下げたのがギフ編ですよね。
毎回おんなじような展開の繰り返し。
なのにやたら話がだらだら続く。
うざすぎる赤石長官。
もはやネタキャラレベルまで高まったマスミの邪悪さ。
意味不明すぎる大二の言動。
結局何がしたかったのかよくわからないギフ様。
何と戦っていたのかよくわからない主人公勢。
なんで倒せたのかもよくわからないままに退場したギフ様。
噂によればテコ入れされた結果だというギフ編。
ここの退屈さ、中だるみ感、意味不明さ、そしてツッコミどころの多さが気になりましたね。
・ツッコミどころの多さ
一年やっていれば仕方ないところではあるんです。
細かいツッコミどころまでいちいち目くじらは立てません、大人ですから。
ですが、作品の根本的な部分でよくわからないのは勘弁してほしい。
上記したようにギフ編もそうですが、例えば「悪魔」という存在。
人型であったり、ゆるきゃら風であったり、悪魔らしいビジュアルであったり。
何がどうなってルックスにここまで差があるのか？
またヒロミさんやジョ狩のように悪魔がいなくても生きていけるのはなぜ？
などなど悪魔関連の謎が多い。
また最終回の展開もすごく謎でしたね。
イッキの家族の記憶が徐々に消える。
バイスと契約満了すれば記憶が戻る。
家族の記憶がすべて消える。
契約満了！
かと思ったらイッキがバイスを家族と思っているから契約が満了されない。
バイスとラストバトルして変身、バイス（最後の家族）の記憶が消える。
契約満了！
家族の記憶が戻る！
だけどバイスに記憶だけは戻らない！
うん、なんで！？
バイスを家族だと思ってたから一連の騒動が引き起こされたわけですよね？
なのに家族の記憶が戻ったときなぜバイスの記憶は戻らない？
バイスは家族なんじゃないの！？
あと仮にバイスの記憶が戻らないのは百歩譲っていいとして、仮面ライダーに変身する記憶は戻ってたけど、そこら辺はどう整合性つけてんの？
と、最後までツッコミどころだらけだったのは悲しいですね。
あと仮面ライダーリバイスが最終フォームではなく、中間フォームだったのがいまだによくわからないです(笑)
・終わりに
色々書いてきましたが、序盤はめちゃくちゃ面白かったですし、中盤もそれなりに面白かった！
最後のエピローグ祭りもけっこう好きでした。
ただギフ編がね・・・。
これさえなければ。
とはいえ、令和ライダーの中で一番好きな作品ではありましたね。
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