こんにちは!
今回は「ファイナルインパクト」の考察です。
壽屋 ヱヴァンゲリヲン新劇場版 エヴァンゲリオン第13号機 疑似シン化第3+形態(推定) 全高約190mm 1/400スケール プラモデル KP358R
- 発売日: 2020/08/31
- メディア: おもちゃ&ホビー
まず前回のまとめです。
・「インパクト」とは「多量の古の生物を生け贄として捧げることで、現世の常識を超えた新しい生命体を誕生させること」
・インパクトでは、「神」が降臨し、新しい生物を自ら作り出す。
「神を降臨させる贄」(生け贄・捧げもの)として「人類の魂」が必要であり、その魂のゲートとなるのが「ガフの扉」。
・「サードインパクト、リリンにとってのニアサードインパクト」とは、
人類にとっては
①破のラストのシンジ君の覚醒=ニアサードインパクト
②自律型エヴァ・Mark.06によって行われた人類の大量絶滅とコア化をもたらした現象=サードインパクト
であるが、
カヲルにとっては、①②すべてが一連の行動であるゆえにまとめて「サードインパクト」と認識している
それを踏まえて今回では、「ファイナルインパクト」で何が起こるのか?を考察したいと思います。
①インパクトはいかにして起こるのか?
「インパクト」を起こすには何が必要なのでしょうか?
「セカンドインパクト」では「アダムス」4体と、2対の槍(あくまで想像ですが)。
「ニアサードインパクト」では「覚醒したエヴァ初号機」と「シンジの魂」、そして巨大な綾波レイ(=リリス?)の三つが重要な構成要素であったと考えられます。
「フォースインパクト」では「覚醒したエヴァ第13号機」と「シンジの魂」と「カヲルの魂」(カヲルはアダムスの生き残りとされているので、アダムスの魂と同義でしょ)、「2本の槍」(数が揃わない?)が重要となったと思われる。
セントラルドグマには「リリスだったもの」(=ニアサードインパクトの巨大綾波?)はいましたが、「フォース」には直接かかわっていないようです。
また、どの場にも使徒がいたことを考えると、使徒がその場に同席することも必要なのかもしれません。
アヤナミレイ(仮称)にとっては「Mark.06」から「第12の使徒」を開放することが「命令」だったようですし。
ということは、次の「ファイナルインパクト」では「Q」で「第13使徒」となってしまったと考えられる「第13号機」が同席する使徒の役割を果たすのかもしれません。
さて、結局どの「インパクト」でも「新しい生命」を生み出すという「インパクト」を引き起こした目的は達成されていません。
つまり、「インパクト」は成功していない、ということ。
ではなぜすべての「インパクト」は成功しなかったのか?
それは「必要な要素が揃っていなかったから」ではないか。
しかし「予告」で「ファイナルインパクト」と言われているように、「シン・エヴァ」では「最後のインパクト」が行われるようです。
これが成功するかどうかは映画を見ないとわかりませんが(笑)、「最後」ということはつまり「インパクトを成功させるのに必要なすべての要素が揃った」ということではないでしょうか。
ではその要素とは何か?
それは「セカンド」~「フォース」に登場した要素すべてでしょう。
具体的に言えば、
①碇シンジの魂
②覚醒したエヴァ(=初号機? Q冒頭の宇宙戦で棺にしまわれた状態で活動、ビームを発射したことから考えると覚醒状態は維持されていると考えられる)
④二対の槍(カヲルでも見抜けなかった槍の隠ぺい操作を行ったことを考えるとすでにすべての槍はゲンドウの手中にあると考えていいのではないでしょうか)
⑤リリスの魂(初号機内に保存されているユイORレイ)
⑥アダムスの魂
の6つが重要なんでしょうね。
最後の⑥を考える上で重要なのが「アダムスの器」。
Mark.09が終盤黒くなった状態を「アダムスの器」状態と呼ぶそうですから、「Mark.09=アダムスの器」なのでしょう。
ではその「アダムスの器」とは何なのか?
結論から言えば、「カヲル(=アダムスの生き残り)の魂の入れ物」なのでしょう。
Qの終盤、カヲルがシンジの代わりに犠牲となって死ぬことはゲンドウのシナリオ通りだったようです。
エヴァの世界においては、魂はテクノロジーで扱うことができるもの、とされていますから、カヲルの肉体が死に、魂が彼の肉体を離れた際、その近くに控え、その魂と受け皿となる、それがMark.09の真の任務であり、「アダムスの器」の役割なのではないか。
そして「ファイナルインパクト」を起こすことができるということは、「カヲルの魂」はすでに「アダムスの器」の中にあるのではないか。
これが「アダムスの器」に関する考察です。
②インパクトの結果として生まれる新しい生命とは何か?
これはカヲル曰く「インフィニティ」なる存在でしょうね。
「Q」でセントラルドグマにあった「でかい骸骨」やコア化した大地に転がっていた「巨大な遺体」は「インフィニティのなりそこない」のようですから、「インフィニティ」とはエヴァサイズの巨大な生物なのでしょう。
エヴァの世界においては「リリス」より生まれし人類(リリン)は「知恵の実を食べた者」であり、「アダムス」から生まれた使徒は「生命の実を食べた者」とされています。
この二つが合わさった存在、具体的に言えば「知恵の実」「生命の実」の両方を手にした生命体、いわば使徒サイズの不死身の人間がインフィニティなのではないか。
さて、ここからは妄想ですが、この「インフィニティ」になることに成功したのが「旧劇」のラストのアスカとシンジだとしたら面白いですよね。
その二人から生まれた子供が「アダム」と「リリス」であり、またそこから「ファーストインパクト」が始まり、それが「新劇場版」の世界、みたいな。
ただそうなると、ラストの二人は実は巨人だったということになってしまいますが(笑)
・まとめ
・「インパクト」が起きるのに必要なのは
①碇シンジの魂
②覚醒したエヴァ
④二対の槍
⑤リリスの魂
⑥アダムスの魂
・インパクトの結果として生まれるインフィニティとは、
「知恵の実」「生命の実」の両方を手にした生命体、いわば使徒サイズの不死身の人間
関連記事はこちら↓