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「エヴァンゲリオンANIMA ビジュアルブック」 感想

こんにちは!

 

今回は「エヴァンゲリオンANIMA ビジュアルブック」の感想です。

 

 

あらすじはこんな感じ↓

TVシリーズ新世紀エヴァンゲリオン』が完結せずにそのまま継続したらと仮定し、本編の3年後の未来をオリジナルスタッフ・山下いくとが描いたヴィジュアルノベル『新世紀エヴァンゲリオンANIMA』(電撃ホビーマガジン連載)。そのフラッグシップ的メカ・スーパーエヴァンゲリオンを初めとする各種設定を豊富な画稿で解説。また、初見の読者のためのストーリーダイジェスト、本作から派生したトイ「超合金スーパーエヴァンゲリオン」(発売・バンダイ)完全紹介&特写と、ANIMAの世界が丸わかりになる一冊 

 

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まず冒頭、一番最初に書いてあるやたらポエミーな文章にやられます。

一文が無駄に長く、分かりづらい!!!

何が言いたいのかよくわからない!!

 

後半の方に乗っている冒頭数章もねえ・・・。

やっぱりわかりづらいのよね。

 

カニックやエヴァンゲリオンの設定、綾波レイの妹たちなんかは興味深いですし、カラーで映し出される本作オリジナルの進化型エヴァンゲリオンはカッコイイ!!

特に新型兵器ビル・アーミングツリーが一番お気に入りですね。

これはゾクゾクするほどカッコイイ!!

 

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エヴァンゲリオンANIMA」は「新世紀エヴァンゲリオン」と「新劇場版」の中間的な作品というか、この「ANIMA」から「新劇場版」に輸入された設定もあるくらい、ちゃんと公式の物語なんです。

 

小説として全五巻で発売されており、本来なら「シン・エヴァンゲリオン 劇場版」に向けて読んでおくべきなんでしょうが、この独特な文章で全五巻はやっぱりきついなあ・・・。

 

   

 

どこかに最初から最後まで、簡単にあらすじがまとまっているサイトとかないもんでしょうかね・・・。

 

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アダムスの器・インフィニティとは? 「ファイナルインパクト」の発動条件は? 「シン・エヴァンゲリオン 劇場版」 考察

こんにちは!

 

今回は「ファイナルインパクト」の考察です。

 

 

まず前回のまとめです。

 

 

・「インパクト」とは「多量の古の生物を生け贄として捧げることで、現世の常識を超えた新しい生命体を誕生させること」

 

インパクトでは、「神」が降臨し、新しい生物を自ら作り出す。

「神を降臨させる贄」(生け贄・捧げもの)として「人類の魂」が必要であり、その魂のゲートとなるのが「ガフの扉」。

 

サードインパクト、リリンにとってのニアサードインパクトとは、

人類にとっては

①破のラストのシンジ君の覚醒=ニアサードインパクト

②自律型エヴァ・Mark.06によって行われた人類の大量絶滅とコア化をもたらした現象=サードインパクト

 

であるが、

カヲルにとっては、①②すべてが一連の行動であるゆえにまとめて「サードインパクト」と認識している

 

それを踏まえて今回では、「ファイナルインパクト」で何が起こるのか?を考察したいと思います。

 

   

 

インパクトはいかにして起こるのか?

 「インパクト」を起こすには何が必要なのでしょうか?

 

セカンドインパクト」では「アダムス」4体と、2対の槍(あくまで想像ですが)。

 

「ニアサードインパクト」では「覚醒したエヴァ初号機」と「シンジの魂」、そして巨大な綾波レイ(=リリス?)の三つが重要な構成要素であったと考えられます。

 

「フォースインパクト」では「覚醒したエヴァ第13号機」と「シンジの魂」と「カヲルの魂」(カヲルはアダムスの生き残りとされているので、アダムスの魂と同義でしょ)、「2本の槍」(数が揃わない?)が重要となったと思われる。

セントラルドグマには「リリスだったもの」(=ニアサードインパクトの巨大綾波?)はいましたが、「フォース」には直接かかわっていないようです。

 

また、どの場にも使徒がいたことを考えると、使徒がその場に同席することも必要なのかもしれません。

アヤナミレイ(仮称)にとっては「Mark.06」から「第12の使徒」を開放することが「命令」だったようですし。

 

ということは、次の「ファイナルインパクト」では「Q」で「第13使徒」となってしまったと考えられる「第13号機」が同席する使徒の役割を果たすのかもしれません。

 

 

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さて、結局どの「インパクト」でも「新しい生命」を生み出すという「インパクト」を引き起こした目的は達成されていません。

 

つまり、インパクト」は成功していない、ということ。

ではなぜすべての「インパクト」は成功しなかったのか?

 

それは「必要な要素が揃っていなかったから」ではないか。

しかし「予告」で「ファイナルインパクト」と言われているように、「シン・エヴァ」では「最後のインパクト」が行われるようです。

これが成功するかどうかは映画を見ないとわかりませんが(笑)、「最後」ということはつまりインパクトを成功させるのに必要なすべての要素が揃った」ということではないでしょうか。

 

ではその要素とは何か?

それは「セカンド」~「フォース」に登場した要素すべてでしょう。

具体的に言えば、

 

碇シンジの魂

②覚醒したエヴァ(=初号機? Q冒頭の宇宙戦で棺にしまわれた状態で活動、ビームを発射したことから考えると覚醒状態は維持されていると考えられる)

③その場に同席する使徒(第13号機=第13使徒

④二対の槍(カヲルでも見抜けなかった槍の隠ぺい操作を行ったことを考えるとすでにすべての槍はゲンドウの手中にあると考えていいのではないでしょうか)

リリスの魂(初号機内に保存されているユイORレイ)

⑥アダムスの魂

 

の6つが重要なんでしょうね。

 

 

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最後の⑥を考える上で重要なのが「アダムスの器」。

Mark.09が終盤黒くなった状態を「アダムスの器」状態と呼ぶそうですから、「Mark.09=アダムスの器」なのでしょう。

ではその「アダムスの器」とは何なのか?

 

結論から言えば、「カヲル(=アダムスの生き残り)の魂の入れ物」なのでしょう。

Qの終盤、カヲルがシンジの代わりに犠牲となって死ぬことはゲンドウのシナリオ通りだったようです。

エヴァの世界においては、魂はテクノロジーで扱うことができるもの、とされていますから、カヲルの肉体が死に、魂が彼の肉体を離れた際、その近くに控え、その魂と受け皿となる、それがMark.09の真の任務であり、「アダムスの器」の役割なのではないか。

 

そして「ファイナルインパクト」を起こすことができるということは、「カヲルの魂」はすでに「アダムスの器」の中にあるのではないか。

 

これが「アダムスの器」に関する考察です。

 

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インパクトの結果として生まれる新しい生命とは何か?

 

これはカヲル曰く「インフィニティ」なる存在でしょうね。

「Q」セントラルドグマにあった「でかい骸骨」やコア化した大地に転がっていた「巨大な遺体」は「インフィニティのなりそこない」のようですから、「インフィニティ」とはエヴァサイズの巨大な生物なのでしょう。

 

エヴァの世界においては「リリス」より生まれし人類(リリン)は「知恵の実を食べた者」であり、「アダムス」から生まれた使徒は「生命の実を食べた者」とされています。

この二つが合わさった存在、具体的に言えば「知恵の実」「生命の実」の両方を手にした生命体、いわば使徒サイズの不死身の人間がインフィニティなのではないか。

 

さて、ここからは妄想ですが、この「インフィニティ」になることに成功したのが「旧劇」のラストのアスカとシンジだとしたら面白いですよね。

その二人から生まれた子供が「アダム」と「リリス」であり、またそこから「ファーストインパクト」が始まり、それが「新劇場版」の世界、みたいな。

 

ただそうなると、ラストの二人は実は巨人だったということになってしまいますが(笑)

 

・まとめ

 

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・「インパクト」が起きるのに必要なのは

碇シンジの魂

②覚醒したエヴァ

③その場に同席する使徒(第13号機=第13使徒

④二対の槍

リリスの魂

⑥アダムスの魂

 

インパクトの結果として生まれるインフィニティとは、

「知恵の実」「生命の実」の両方を手にした生命体、いわば使徒サイズの不死身の人間

 

 

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ポニョに通じる恐ろしさ 映画「も~っと!おジャ魔女どれみ カエル石の秘密」 感想

こんにちは!

 

今回は「も~っと!おジャ魔女どれみ カエル石の秘密」の感想です。

 

 

も~っと!おジャ魔女どれみ カエル石のひみつ [DVD]
 

 

あらすじはこんな感じ↓

 小学校5年生のどれみと友人たちが魔女になるべく日々努力を続ける、人気コミカルファンタジーアニメの劇場版。神社にある魔女ガエルそっくりの石像の話を聞いたどれみたち。こっそり見に行くが、途中で魔法が使えなくなってしまった。

 

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おジャ魔女どれみ」という作品の中では異色の作品といっていいかもしれません。

どれみの祖父母の住む田舎を舞台に繰り広げられる、悪夢のような現実のような不思議な時間。

おどろおどろしい雰囲気と、田舎の自然。

 

そして裏にある「生と死」というテーマ。

 

これ、子供泣くよ?こんなん見たら(笑)

なんだろう、なんか怖いんですよね。

 

   

 

別に幽霊が出るわけでもないんですが、ぞっとするというか。

 

そういう意味では「崖の上のポニョ」に近いかもしれませんね。

 

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女児向けアニメで合コンやっちゃう勇気 「おねがいマイメロディ きららっ」 感想

こんにちは!

 

今回は「おねがいマイメロディ きららっ」の感想です。

 

おねがいマイメロディきららっ☆ Melody2 [DVD]

おねがいマイメロディきららっ☆ Melody2 [DVD]

  • 発売日: 2008/09/17
  • メディア: DVD
 

 

あらすじはこんな感じ↓

 子供から大人まで世代を超えて親しまれているキャラクター「マイメロディ」のTVアニメ新シリーズ。ふとしたことから夢の国マリーランドに行くことになり、マイメロと友達になった小学生きらら。彼女の目的はマリーランドの流れ星に願いを叶えてもらうことだったが、流れ星は落ちてしまい帰りの道も閉ざされて…。

 

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おねがいマイメロディ」シリーズの4期ですね。

3期は10分程度のアニメになっていましたが、今回はいままでの30分アニメに戻っています。

しかし、従来通りの一話でひとつの話ではなく、一回に二つの話が詰め込まれている感じですね。

 

つまり、ハイブリッドです(笑)

(まあ一つの話の時もありますがね)

 

今回も相変わらずのカオスっぷりで、女児向けアニメでありながら合コンで王様ゲームをしたり、負け組の悲哀を表現した歌を歌ってみたり、一夫多妻制の話をしてみたり、マイメロディの母親が妙にリアリストで恐ろしかったり、色々あります(笑)

 

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ちなみにこの4期では主人公も変わり、1~3期までの前日譚という設定なんですが、それが反映されたのは一話と最終話くらいでしたね。

まあその分、最終話で1~3期のメンバーがチラッと写る所でけっこう感動するわけですが。

 

   

 

そんな本作では、もはやマイメロディが主役というよりは、タイムボカン的なおなじみのキャラクターのアンサンブルを楽しむものになっています。

そして、マイメロディはもはや超ド天然ボケとしてしか機能していません(笑)

 

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「サードインパクト、リリンにとってのニアサードインパクト」の意図とは? 「ヱヴァンゲリヲン 新劇場版Q」 考察

こんにちは!

 

今回は「サードインパクト」を考察したいと思います。

 

 

この考察をする上で重要になると思われる発言をピックアップします。

 

 

 

・「この世界の理を超えた新たな生命の誕生。代償として、古の生命は滅びる」 (リツコ・破)(同じ趣旨の発言として「古の生物を贄として、新たなる生命が誕生する」(Q)がある)

 

・この星での大量絶滅は珍しくない(カヲル・Q)

 

・「人の域に留めておいたエヴァが本来の姿を取り戻していく。人のかけた呪縛を解いて、人を超えた神に近い存在へと変わっていく」 (リツコ・破)

 

サードインパクト、リリンにとってのニアサードインパクト(カヲル・Q)

 

まず上2つの発言をまとめると、「インパクト」とは「多量の古の生物を生け贄として捧げることで、現世の常識を超えた新しい生命体を誕生させること」であることがわかります。

 

ここにおける「古の生物」とは「人類=リリンを含む地球上の生物」でしょう。

その人類や動物たちがが「大量絶滅」してしまった。

 

   

 

「序」において「セカンドインパクト」で人類の半分が死滅した、という発言や「Q」の「サードインパクト」で荒廃した世界の様子を見ると、まず「セカンドインパクト」で人類の半分が死滅し、「サードインパクト」で残っていた人類のほぼすべてが死滅していたというのは、悲しいことですがほぼ間違いがない。

 

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とはいえ完全に絶滅したわけではなく、ヴィレの人々含め、数百~数千人は生き残っているのでしょう。

まあ70億人(セカンドインパクトで半分が死滅したとしても35億人)から数百人という現象具合は、もはや「絶滅」と同義かもしれませんがね。

 

70億円持っていた人が突如所持金が数千円に減少したら、もう破産したのと同じですからね(笑)

 

ということで、仮にリツコが言うように「古の生物は滅びる」という条件が達成されたとして、どのようにして「新しい生物」が誕生するのか?

それは「神」が降臨し、新しい生物を自ら作り出す、のではないか。

その「神を降臨させる贄」(生け贄・捧げもの)として「人類の魂」が必要であり、その魂のゲートとなるのが「ガフの扉」なのではないか。

 

この記事↓で書いたようにゲンドウの目的とは「神を殺すことで世界のルールを書き換えること」だと思われます。

 

(詳細はこの記事で)

 

神を殺すためには、神をこの世界に引きずり出さなければなりません。

その依代」(拠り所・神が降臨する器)が「シンジの魂」と「覚醒したエヴァンゲリオンなのでしょう。

 

その証拠に「初号機」にしろ「第13号機」にしろ、エヴァが覚醒した状態は「擬似シン化形態」と呼ばれています。

この「シン化」には「進化」と同時に「神化」の意味もあるのではないでしょうか。

 

エヴァンゲリオン依代として神がこの世に降臨する。

その神の力により「生命体としての人類を進化させる」のが「ゼーレ」の目的(=人類補完計画)であり、神を殺し、新しいルールを作り出す(=「神殺し」)のがゲンドウの目的。

だから、「インパクトを起こす」という点でゼーレとゲンドウの利害は一致していますが、その先の達成したい目的が異なっているゆえに、ゲンドウはゼーレのシナリオを書き換えようとしたのでしょう。

 

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では、その「インパクト」はいかにして起きるのか?

 

ここでサードインパクト、リリンにとってのニアサードインパクトというカヲルの発言を考えてみましょう。

ここで分かるのはカヲルが「サードインパクト」だととらえているものは、人類にとっては「ニアサードインパクト」(サードインパクトに近いもの)と捉えられている、ということ。

 

これはおそらく、人類にとっては、

①破のラストのシンジ君の覚醒=ニアサードインパクト(カヲルが初号機に槍を撃ち込んだことで途中で止まったと思っている)

②自律型エヴァ・Mark.06によって行われた人類の大量絶滅とコア化をもたらした現象=サードインパクト

 

である一方、カヲルにとっては、

①②すべてが一連の行動である、ゆえにまとめて「サードインパクト」である、と認識しているということでしょう。

 

と、今回はここまででございます。

 

・まとめ

 

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・「インパクト」とは「多量の古の生物を生け贄として捧げることで、現世の常識を超えた新しい生命体を誕生させること」

 

インパクトでは、「神」が降臨し、新しい生物を自ら作り出す。

「神を降臨させる贄」(生け贄・捧げもの)として「人類の魂」が必要であり、その魂のゲートとなるのが「ガフの扉」。

 

サードインパクト、リリンにとってのニアサードインパクトとは、

人類にとっては

①破のラストのシンジ君の覚醒=ニアサードインパクト

②自律型エヴァ・Mark.06によって行われた人類の大量絶滅とコア化をもたらした現象=サードインパクト

 

であるが、

カヲルにとっては、①②すべてが一連の行動であるゆえにまとめて「サードインパクト」と認識している

 

次回では、「ファイナルインパクト」で何が起こるのか?を考察したいと思います。

 

その「ニアサードインパクト」では「覚醒したエヴァ初号機」と「シンジの魂」、そして巨大な綾波レイ(=リリス?)の三つが重要な構成要素であったと考えられます。

 

一方「フォースインパクト」では「覚醒したエヴァ第13号機」と「シンジの魂」と「カヲルの魂」、「2本の槍」が重要となったと思われる。

セントラルドグマには「リリスだったもの」(=ニアサードインパクトの巨大綾波?)はいましたが、「フォース」には直接かかわっていないようです。

 

また、どの場にも使徒がいたことを考えると、使徒がその場に同席することも必要なのかもしれません。

アヤナミレイ(仮称)にとっては「Mark.06」から「第12の使徒」を開放することが「命令」だったようですし。

 

ということは、次の「ファイナルインパクト」では「Q」で「第13使徒」となってしまったと考えられる「第13号機」が同席する使徒の役割を果たすのかもしれません。

 

の結果として生まれる新しい生命とは何か?

 

映画「宇宙大怪獣ギララ」 感想

こんにちは!

 

今回は映画「宇宙大怪獣ギララ」の感想です。

 

あの頃映画 「宇宙大怪獣ギララ」 [DVD]

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  • 発売日: 2012/03/28
  • メディア: DVD
 

 

あらすじはこんな感じ↓

 『昆虫大戦争』の二本松嘉瑞監督による幻のカルトSF大作。日本の宇宙開発は成功したように思われたが、UFOの妨害によって挫折してしまう。さらに、UFOから採取した謎の発光体が宇宙怪獣ギララへと突然変異し…。

 

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松竹が生んだ謎の大怪獣・ギララ。

同じ枠でこれまたカルト映画「吸血鬼ゴケミドロ」を生み出すなど、迷走していたとしか思えない「松竹子供向け映画」路線の第一弾。

 

全体的な印象としては、「当時の怪獣映画というもの」のオマージュというか、パロディというか、うまく言語化できないんですが、東宝特撮映画とはやっぱり何か違うものを感じるんですよね。

 

   

 

例えばギララに関して言えば、動きが軽やかなんですよね。

ゴジラキングギドラなんかは、動きの速度を遅く演出することで「重み」を出し、そこを「リアリティ」につなげようとしていると思うんですが、このギララにはそういう「重み」の演出がない。

むしろ身軽という印象を受けます。

 

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そこが個人的には怪獣映画にはあまりない部分だったのですごく新鮮だったし、面白かったです。

 

ただ同時にその「軽さ」から、マイナー臭というかカルト臭が漂ってくるのも事実で(笑)

 

だからこそバカ映画界の巨匠・河崎実が突如として続編を作ったりするんでしょうね。

 

 

まあ、この映画も面白かったですけどね、ある意味。

 

「ギララの逆襲」が意識して怪獣映画のパロディをしているのに対し、「ギララ」の方はどこまでが意識的で、どこからが無意識なのかわからない、ある種の不気味さがあるかもしれませんね(笑)

 

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宿願たる人類補完計画と諦観された神殺し ゲンドウの最終目標とは? 「ヱヴァンゲリヲン 新劇場版 Q」 考察

こんにちは!

 

今回は「ヱヴァンゲリヲン 新劇場版 Q」の考察です。

 

 

そもそもゲンドウと冬月は何をしようとしているのか?

それを今回は考察したいと思います。

 

「Q」終盤で彼はこう言いました。

 

死海文書の契約改定の時が来ました。これでお別れです。あなた方も魂の形を変えたとはいえ、知恵の実を与えられた生命体だ。悠久の時を生きることは出来ても我々と同じく訪れる死からは逃れられない。死を背負った群れの進化を進めるためにあなた方は我々に文明を与えてくれた。人類を代表し感謝します。死をもって あなた方の魂をあるべきところへ還しましょう。宿願たる人類補完計画と諦観された神殺しは私が行います。ご安心を」

 

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すごく重要なことばかり語っていますが、今回の考察で特に重要なのはこの部分でしょう。

 

宿願たる人類補完計画と諦観された神殺しは私が行います

 

人類補完計画」と「神殺し」。

この二つが何を意味するのか、それを探ることで何かが見えてきそうですね。

ここで前提として注意しなければならないのは人類補完計画」と「神殺し」は別の行為である、ということでしょう。

 

 

   

 

①宿願たる人類補完計画

 

「宿願」とは「前々から持ち続けていた願い」、あるいは前世に起こした誓願」とのこと。

正確性さよりも面白そうな方を選択するのがこのブログの考察の基本方針ですので(笑)、ここでは前世に起こした誓願の意味で使われたと解釈しましょう。

 

さて、ここで宿願とは「ゼーレにとっての宿願」のようです。

後述しますが、ゲンドウとしては「神殺し」の方にウェイトが置かれており、人類補完計画」は「神殺し」をする上で前提としておこなわなければならないこと、というニュアンスが感じられます。

 

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ところで「新劇場版」におけるゼーレはどんな存在なのでしょうか?

 

ゲンドウの発言では「魂の形を変えたとはいえ、知恵の実を与えられた生命体だ。悠久の時を生きることは出来ても我々と同じく訪れる死からは逃れられない。死を背負った群れの進化を進めるためにあなた方は我々に文明を与えてくれた。人類を代表し感謝します」とされており、ここからわかるのは、ゼーレは人類ではない、ということ。

 

もう少し正確に言うと、「かつて知恵の実を与えられた生命体(=人類?)であったが、現実点では人類を超えた存在」。

かつ「人間が猿であった時から存在し、文明を与え、人類を見守っている存在」。

 

なぜ彼らはそんな太古から現在まで存在し得ているのか?

これは、彼らにはもう肉体はなく、意識だけの存在となっているからでしょうね。

 

(まあすごく身も蓋もないことを言えば、映画「2001年宇宙の旅」のモノリスですよね、モロに笑)

 

では人類よりも上位である彼らはどこからやってきたのか?

これはおそらくですが、「旧劇場版」の世界でしょう。

「旧劇場版」で彼らゼーレも「人類補完計画」でLCLになったわけですが、結局「人類補完計画」は最後まで完遂されず、シンジとアスカだけ残ってしまった。

 

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「新劇場版」が「旧劇」の最後から何万年もかけてやり直した世界だとするならば、彼ら旧ゼーレのメンバーの意識が7体のモノリスとしてなんらかの手段で復活し、「新劇場版」におけるゼーレとなったと考えても理屈は通るのではないでしょうか。

 

そしてその際、「裏死海文書」から「死海文書外典」へとシナリオを変更し、前世(人間時代)では完遂できなかった「人類補完計画」を今度こそ(モノリス時代)成し遂げようとしているのではないか。

 

ただ謎なのは、人類補完計画はまだ未完なのに、満足げに消えていったことですね。

 

②諦観された神殺し

 

「諦観」とは「本質を明らかに見て取ること」、あるいは「悟りの境地にあって物事をみること」。

「宿願」の方を仏教的な意味で解釈しましたから、こちらも仏教的な意味である悟りの境地にあって物事をみること」の方を選びたいところですが、「諦観された」の「された」の部分には、「一般的に諦観された」というニュアンスが感じられるので、何か違う気が・・・。

 

ここでは字面通り「世間一般では無理だと諦められていること」というようなニュアンスだと解釈しましょう。

 

 

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そうするとこの「神殺し」というのは比喩ではなく、本当にそのままの意味、つまり物理的に「神を殺す」ことをゲンドウは目指しており、そのためにヴンダーと本来の主である「アダムスの器」が必要なのでしょう。

 

まあそりゃあ、普通の人は「俺神を殺すで!」といったところで「・・・大丈夫?」ってなりますからね(笑)

 

では、「神を殺す」ことでゲンドウは何をしようとしているのか。

それはおそらく「神を殺す」ことで世界のルールを書き換え、ユイに会う(時間を操作する)ことであることは誰もが思いつくことでしょう。

 

じゃあ気になってくるのは「神」ってなに?ってこと。

最後にこれを考察しましょう。

 

説① 一般的な神

いわゆるキリスト教的世界観における「全知全能」であり、「ヒト」を作りだしたとされる神ですね。

 

説② 0番目の使徒 あるいは使徒のボス

使徒とは元々「神の使徒」ですから、その元締め的な存在?

 

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説③ 旧劇場版ラストのシンジとアスカ

「旧劇」と「新劇場版」が地続きだとするならば、「新劇場版」の人々にとって二人は神に等しい存在と言えるでしょうね。

 

説④ 庵野秀明

これがないとも言えないのが怖いところですね(笑)

「旧劇」でも劇中で名前出てきちゃってますしね、総監督・庵野秀明

 

・まとめ

 

・ゼーレには肉体はなく、意識だけの存在となっており、人類の上位存在となっている

・「神殺し」とは比喩ではなく、物理的にヴンダーによって神を殺すことである

 

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